強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

デメキン完成披露上映会ネタバレ感想

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完成披露行ってきたのでネタバレあり感想です。まずは観た後のTwitterから。

・デメキン完成披露終了 不良ものでもヤンキーものでもなく、エモに次ぐエモな青春物語だった…田んぼしかない景色も、柔らかい福岡弁も、昭和の匂いもダサい特攻服もダサいバイクも全部美学に振った感じ。最後のキラキラのエンドロール、いつまでもみてたい

・デメキン完成披露、何が一番エモいって厚成の親友の正樹と、厚成の彼女のアキちゃん、ほぼほぼおんなじ顔ってとこですよ 厚成、お前なんで親友と同じ顔の女を選んでるんだ~~!!

推し破裏拳ポリマー以来7カ月ぶり今年二度目のヒロインだったな…厚成かわいいが過ぎる~~~

・舞台挨拶は身長と小顔と目の大きさのインフレだった…推しも大概グレープフルーツ大しかない小頭なのに、柳俊太郎くん、まじで顔がグリーンピースぐらいしかない。一人顔が大きく見えた佐田さんも上映後、ロビーでみたらごくごく普通の大きさだったし…何あの小顔地獄…

・デメキン、ほんとずっとキラキラしてて、福岡版ホットロードって感じ…三木監督の画に匹敵するぐらいキラキラしてたよ…

いやー面白かった!もっとアクションとギャグがメインのヤンキー漫画ものかと思ったら完全に青春映画だし、最後に至っては完全にラブストーリーでした。デメキンはおしゃれさをそぎ落としたホットロードです!もちろんわたしはホットロードが大好きです!旧能年玲奈ちゃんのポエミーが過ぎるモノローグがついても全然違和感ない。話も、いちおう筋や山場はあるんだけどそれよりも佐田正樹の思い出を散文的に散りばめましたという印象。ラストの蝉丸との対決もだらっと始まって結構あっさり決着着いてしまうし、それが逆にまあ実際そういうもんだったんだろうな、という気持ちになります。ロケは佐野市でいいんでしょうか?佐野、今もこんな何もないとこが東京のすぐ近くに存在してるのかよ…わたしが育ったクソ田舎もまさしくこの景色だったし、中学校の校庭に卒業生がバイクで乱入とかあったあった!だせー特攻服でのろのろ走る暴走族、いた!暴走族って暴走っていうわりにあんまりスピード出さないんですよね、なんでだ。危ないからか。とにかく全てが震えるほどカッコ悪くて、でもキラキラと美しくて眩しい。ダサいと眩しいは両立する!
光の使い方が好き。夜道を埋め尽くす色とりどりのバイクの光、ラストの謎の倉庫の柔らかなスポットライト、それから朝日。一方でそれが映えそうな景色ながら夕陽の描写はない。源太くんとのタイマンは夕暮れ時っぽかったけどそこは必須要素ではなく、この映画に夕陽のシーンは要らないというセンスが好き。徹夜で喧嘩して、朝日の中をボロボロの格好で肩を組んで歩いてくヤンキーたちは好きですか?大・好・きです!ザムもいいけどアラグレもあるよ!
アクションはまあ普段HiGH&LOWをアホほど観てるとまあ…って感じです。しょうがない。それよりも、ケンカ始める前の威嚇パートがやたら長くて、ヤンキーは人間が動物だった時代の本能を宿しているなとか上級者は無言で砂にする@レベルE*1とか、本当のケンカってこんなんなんだ~ってのが面白かった。佐田さんもしょっちゅう撮影に立ち合ったそうなのできっと実際そうなんでしょうね。ラストの乱闘、全く説明がなく進んでいくとこにHiGH&LOWみを感じました。なんの説明もないけど、いつのまにか正樹と蝉丸のタイマンに持ってくべくここは俺に任せろ!の連鎖になってく少年漫画。好き。
ザム2以降のLDH外の新キャラだと岩永ジョーイくんのブラウンが一番好きで、デメキンでの役も楽しみにしてたんですけど、今回も目立ってたし超回転してた!幽白実写化の際には北神をやってほしい。ミツグ、いいポジションだなあ。あと、大八くんは桑原にしか見えない。冨樫デメキン観て…。健太郎くんの正樹は、挨拶時佐田さんが「芸人向けの試写で健太郎が佐田さん本人に見えた」と後輩に言われたそうなんですが、渡り廊下でミツグとタイマンして、最後に笑うとこがすごく佐田さんに見えて、さっきまさにこんな顔してたで!?って思った。孫ちゃんとの事前インタビューがどれもこれもすごかったので震えてたけど、意外に挨拶時は借りてきた猫みたいでした。緊張してたのかなあ…そのあとのさしめしではやっぱりオラオラしてたので媒体さん入ってると無になるタイプなのかな…鈴◯伸之かよ…。ちなみにさしめしでは健太郎くん彼氏・孫ちゃん彼女で即興芝居してたんですけどあの坊主頭にスーツだったのにちゃんとそこに初デートでテンパリ気味の女の子がいるように見えたし、この女、絶対夜道でどーーんってぶつかって来る系だって確信した。孫すごい。
つぶやいた通り、健太郎くんとアキ役の今田美桜ちゃんのお顔がそっくりなのがめちゃくちゃにエモい。アキちゃんが福のじに来た時に、あれ、目と口の形おんなじでは?って気付いたんですけど、その後の病院で眠る厚成の横で話すシーン、姉弟と言われても信じるぐらいおんなじ顔してて、厚成きさん何おんなじ顔を選んどるんね~~~~~!ってなりました。でも後で今田美桜ちゃんの画像検索してみたら、あれ、あんまり似てない…?なんなのこれ。でも本当に作中だとそっくりなんです。やばい。エモが過ぎる。
山田裕貴について。厚成~~~~!!!声といい顔といい佇まいといい、もう本当に山田裕貴の持ってるものにぴったりの役でした。柔らかい声と柔らかい福岡弁でアホなこと言うのが最高にかわいいんですよ!「なんねこの友好的な空気は!」かわいい。かわいい!LINEスタンプにして!!あと一人蝉丸を闇討ちしにいくところ、その前のガソスタはもうとてつもなくかわいくて孫ちゃんの孫力がマックスだったのに、その後の蝉丸メン殴るところだけ、山田裕貴の声じゃないみたいでこんな声も出せるんだって驚きました。あと今気が付いたけど、確かに蝉丸は厚成にひどいことしたけど、原因作ったの厚成じゃん…こいつ…。でもこの作品みて厚成のこと嫌いになれる人なんている?いません!こういう観た人に愛される役、もっときてくれ。
エンドロール、エモい主題歌とともに正樹と厚成がバイクに乗ってずっと話してるシーンで終わって、まあこれが最の高なんですけども、これにどんな名前を付けたらいいんだろう。もちろんそのまんま呼ぶなら友情であるし、人にプレゼンするならBLとかブロマンスとかを付けることもできる。でも一番ふさわしいのは「初恋」かな。叶うこともなければとうに失われてしまって、後から甘やかに思い出すもの。観客も今はもうないことを知っているから、どうか終わらないでと願ってしまう。正樹は厚成が好きで、厚成は正樹が好きだったんだ。


以下は舞台挨拶で印象に残ったとこなど。

・孫ちゃんは茶系の細身のスーツに濃グレーの襟ぐり浅めクルーネックのインナー。パテントレザーの靴。最高です!一番好きなやつです!!いつもこれでいて!!!!襟ぐりが深い服は誰でも似合うんですよ。浅いのは本当に首が長くて小顔な人でないと似合わないので、首長小顔族に生まれた人は義務として常に襟ぐり浅めクルーネックを着用して地球上の美観の向上に努めてほしい。
・司会は闇金ドッグスで石松役のジェントルさん。生きづらい高い声かわいい~!
・過去のヤンチャエピは?。山「有名な悪童だったのでヤンチャだった。遠足のお菓子300円のところ350円分とか。かば焼き1枚多く持ってくとか。」
・ヤンチャエピ2。健「お母さんとスーパーに行って、お寿司のパックを持っていって買って、みたいな」山「かわいいかよ」山田裕貴、時々語彙がおたくなんだけどなんなの。過去事例:「がんちゃんさん」「(吉沢亮が)スン…ッて立ち上がるところが」
・ヤンチャエピ3。栁「麦チョコを食べていたらおばあちゃんにちょうだいと言われ、ダンゴムシをぎゅっとつぶして渡した。おばあちゃんは食べたあと吐き出していた。息子はなんなの?とお母さんが怒られて、俺が怒られた」おばあちゃんは大事にして!
・孫ちゃんと健太郎くんで佐田さん直伝のヤンキー歩き再現。上手下手からそれぞれ歩いて肩ぶつかってメンチ切り合うところまでやってくれて、非実在ヤンキー好きは死ぬかと思いました。村山ちゃのセリフはよく言ってくれるけど、村山ちゃそんなにヤンキー感ないし、孫のヤンキー演技、初めて生で観たよー!最&高でしかない…!

*1:福のじで厚成がリンチされるとことか。ここだけはバイオレンス描写ダメな人は厳しいかも…