強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

映画「旅猫リポート」ネタバレ感想

観てきました。客がまさかのわたし一人で嘘でしょ~!?平日のレイトショーといえど、郊外なんかじゃなく豊洲のユナイテッドシネマだったんですけど…。盗撮防止なのか、本編直前にスタッフが入ってきて、最前端にずっと座っていたあと、エンドロールの前に出ていってました。大変だな。以下ネタバレ感想です。

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サトル(福士蒼汰)とナナ(猫)がどっちもすごい棒で、いちいち引っかかって話に入り込むのが大変でした。そうツイートしたら猫が棒ってどういうこと?って聞かれたんですけど、多分猫ちゃん単体なら気にならないものの、高畑充希の達者な吹き替えが付くので声の演技と本人?本猫?の動きが合ってないのがもうずっと気になるんですよ…にも関わらず、福士くんかわいい、猫ちゃんかわいいというただそれだけで118分、間が持っていたので顔がいいって大正義だなと思いました。福士くんは言わずもがな、ナナ役の猫ちゃんがくりくりの毛並みも黄色いお目々も猫のテディベア感あってもうめっちゃくちゃにかわいい〜!!
話の方も、特に物語の妙も滋味もなく、次はこうなるだろうな・こう言うだろうなと思った通りに話が進んでいきます。中村A*1作品かな~?原作未読なので何とも言えないですが、ここがこうつながってるのかな?全然つながってねーけど、と思うところが何箇所かあったので脚本と演出が悪いのかもしれないです。しかし、そろそろ有川浩東野圭吾は出来の良い作品が底をついているのではないでしょうか…。そんなんでも終盤のシーンはしっかり号泣したので、動物と子供がかわいそうな話はずるい。ひたすらサトルが不運な目にあい続けて、だけど不運であっても不幸じゃないってのがサビな話だと思うんですけど、あまりにも尋常でなくサトルの顔が良すぎるので前世で顔が良いかわりに不運続きの人生・顔が醜いかわりにそこそこ幸運な人生、どっちを選ぶ?ときかれて前者を選んだ人の末路か…?という気持ちになります。死ぬ瞬間まで顔が良すぎる。あと、終盤のすごく大事なシーンで、なぜかナナが幻を見る演出がはいり、その幻の中の福士くんがCGでスーーッと消えていくのがあまりにしょうもなで声出して笑っちゃいました。貸切で良かった。
あと特筆すべきは小学生サトルを演じた子役が福士くんの驚き顔演技を完全にトレースしていたことと、広瀬アリスがめちゃくちゃかわいいことです。今まで観た役の中で一番好きかもしれない。結婚しよ。して。

*1:ヅカの演出家。「邪馬台国の風」「仮面のロマネスク」など