強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

映画「虹色デイズ」完成披露試写会&ネタバレ感想

完成披露で観てきました。無銭で観せてもらった時は公開までにちゃんと感想を書く、というルールを己に課してるんですけども、もともと感想必須のレビューサイトの枠で当たったのでそっちで感想書いちゃったらどうにも同じこと2回書く気になれないまま当日になってしまったのでマルチポストしちゃいます。以下、ネタバレ感想です。文が超よそゆきです。

 

www.youtube.com


ぴあ映画生活さんに完成披露試写会にご招待いただき一足先に観てきました。
観終わった瞬間、楽しかった!!と声に出そうになりました。最初から最後までとにかく楽しくてみんなかわいい!物語としてはなっちゃん佐野玲於)が小早川さん(吉川愛)に想いを伝えるまで、そしてまりっぺ恒松祐里)がまっつん(中川大志)に向き合うまでを丁寧に追ったのみで、特に事件が起こるわけでもそれを解決するわけでもない、ひたすらに仲良し四人組の日常=デイズが綴られるのですが、ただそれだけがなんでこんなに楽しいんでしょうか。119分のどの10秒を切り取っても楽しい、最初から最後までニコニコが止まらない作品でした。
なっちゃん、まっつん、恵ちゃん(横浜流星)、つよぽん高杉真宙)。四人それぞれタイプの違う「顔が良い」面々が、その乾麺力を遺憾なく発揮してるだけでなく、容赦なく変顔をしてみたり、わちゃわちゃしたり。しかも四人ともお芝居が非常にうまい!ネットスラングまじりの大量のセリフを高速で掛け合っていくのですが、ほんのすこしのさじ加減で白けてしまいそうな内容なのにうまくテンポ良く回していて、監督が荒川アンダーブリッジの方と知って納得しました。
大人サイドの登場人物である田淵先生(滝藤賢一)、まーくん(山田裕貴)もとても良かったです。田淵先生がいかにも漫画なおもしろキャラなのに対し、仕事があり、家族があり、のまーくんは「大人」という異物としてこの世界に登場しますが、その眼差しはどこまでも優しい。一人だけゆっくりとした喋り方は、とめどなく話すまっつんたちの「今」っぽさを際立てていましたし、もうとっくに大人の側である自分にも、この世界が優しく守られていることが伝わってきて、あたたかい気持ちになりました。
自身も田んぼや畑がちらほらある地方都市で高校時代を過ごしましたので、自転車の範囲で友達とひたすらに喋って笑って過ごす放課後は懐かしくもあり、しかしそういったノスタルジーを感じる作品というよりは、今の高校生の日々に自分も混ぜてもらって一緒に笑いあえるような映画です。高校時代が遠くなってしまった大人でも、誰か一人でも好きなキャスト、気になるキャストがいれば目一杯楽しめる作品ですのでぜひ。


よそゆき文、ここまで。
面白かったです!限りなく環境映像に近い楽しさ。仔シャンシャンが木に登ったり、ごろごろしたり、ママパンダにじゃれついたりしてる動画って特に何も起きないですが永遠に見てられるじゃないですか、あれに近い。最初から最後までずっとみんなかわいくて脳みそ空っぽにして観れます。あとゲーム実況好きな人は特に楽しめそうって思いました。MSSPとかああいうやつ。
あんなに一世を風靡してたスイーツ映画が今全然振るわないみたいで、とな…も結構面白かったのに発表された興収見てひえってなりました。大人からはもうスイーツ多すぎ飽きたとか、難病もの多すぎ飽きたとかここ何年も聞き続けてるんですけど、でも去年までは親に連れられてプリキュアとかポケモンを観てたけど、中学生になって初めて自分のお小遣いで友達と一緒に映画館にきました!っていう年齢の女の子は毎年毎年50万人ぐらいいるわけじゃないですか。だから大人の「見飽きた」っていうのはあまり意味はないし、わたし自身初めて映画館で観た(らしい)作品のことは全く覚えてないけど、初めて自分のお金で映画を観た日のことは今もはっきり覚えているしきっと一生忘れないので、初めて自分で映画を観る子のために、各制作会社の人達には「キラキラ映画じゃありません*1」なんてだせーこと言わずに自信持って全力でキラキラ映画作って欲しいんですよね。なので女の子向けでありつつ、虹色デイズみたく新しい路線を目指したものには当たって欲しいんですけども…何が流行るかなんて世に出してみないとわかんないもんなああ。しかしここまで右肩下がりだと、もう10代の女の子のお金の使い道に映画館で映画を観ることは入っていないような気もする。わたしは誰もが向こう何十年も安泰だと思っていたひとつの娯楽がほんの2~3年で更地になったのをリアルタイムで見たので、映画だって滅びる時は一瞬で滅びると思うんですが、滅びられては困るので頑張ってほしいです。


なっちゃん佐野玲於
So Cuuuuuuuuuuuuuuuuute!!!さのれおが棒とかいう評をいくつか見かけて、いやいやいやさのれおはシュガーレスの頃から良かったやん!どこが棒だよ!!って瞬間的に腹立ったんですけど、よくよく思い返してみたらザム2の時にさのれおとZENくんうまなったよね、前やばかったのにねって友人と話した記憶があるのでもしかしたら過去にさかのぼって記憶を改ざんしているのかもしれない。自分の記憶が信用できなくてこわい。とりあえず虹色デイズのさのれおは棒じゃないしかわいいしいじらしいしおもしろいしいとおしいです。EXILE一族ってことで、HiGH&LOW摂取前のわたしのようにEXILE界は自分とは別のステージの世界だからと避けてしまうだろう人がまだまだいるだろうのはかなしいなあ。LDHはいいぞ。ジェネは俺たち向けのコンテンツだぞ。

まっつん(中川大志
福士蒼汰激似と言われてますし、実際前までは似てるなーと思ってたんですけど、顔が成長したのかもうあんまり似てなかった。完成披露の時はまだ未成年とかうそでしょ~~~?!まだ顔変わる年なので最終的に福士くんとは全然違う顔に落ち着きそう。演技うまいしトークうまいし、登壇者の中で一番しゃべりが巧く感じたんですけど、考えたら男性の中では最年少なんですよね…。タレント力って年齢じゃないんだなあ。なんの根拠もないですが、将来イケメン俳優兼タレントとして情報番組で料理コーナーもらってオリーブオイル回しかけてそうな気配がぷんぷんする。

恵ちゃん(横浜流星
作中ですごいいい子なのに相手がいなくてかわいそう。キャスト一覧だけみて消去法で千葉ちゃんかと思ったら違うかった。CP厨だから余りいるの許せないのだわ。中の人はビジュアルからもっとふわっとした人かと思ってたらすごいウェイの気配を感じてびっくりした。

つよぽん高杉真宙
相変わらず何考えてるか分からない顔をしているので何考えてるか分からない役がめっちゃ似合う。

小早川さん(吉川愛
ハイスペ司法修習生福士くんのstkしてるJKめっちゃこわいけどかわいいな!とか、崖っぷちホテルの最初のゲストのJKめちゃくちゃお顔が好みだな!とか、最近わたしの顔がいいセンサーが反応すると大抵相手は吉川愛ちゃんなので気になっています。吉川愛ちゃんと放課後デートできるさのれおが憎い。すっごいかわいいのにおっさんみたいなくしゃみするシーンがあってそれがまたかわいいんですよ~~~!生で見たご本人もめちゃかわでした。写真集お渡し会とかしてほしいな。お渡されたい…。

まりっぺ恒松祐里
おいおいそれツンデレで許されるレベル越えてるだろってぐらいツンがツン過ぎてるんですけどかわいいから許した。まりっぺが小早川さんのことを好きなのも、小早川さんがまりっぺのこと大事にしてるのも、双方に双方とも説得力があってよかった。

千葉ちゃん(坂東希
千葉ちゃんはなっちゃんのことが好きだと思ったんですけど違うの?

ゆきりん(掘田真由)
こういうお嫁さんが欲しい。

まーくん(山田裕貴
わたし九十九さんのこと大大大好きなんですけど、それでも頭にタオルを巻いているからっていうただそれだけの理由で、青柳翔の役では九十九さんよりワイルドヒーローズのミッキーの方が好きなんですよ。それぐらい頭にタオル巻いてるのが性癖なんですが、虹色デイズではとうとう孫ちゃんが頭にタオル巻いているので死ぬかと思ったし、さらに坊主だし作業着だし土方だし軽トラ運転してるしなので死んで宇宙が一巡した後の世界に転生してきましたって気分です。デメキンでは首にタオルで惜しい!ってなったんですが、ついに頭まで来たんだなあ…ありがとうございますありがとうございます。次は天使の輪っかのごとく頭上にタオル浮かんでる役が来るに違いない。坊主状態で撮ったの、これときみおいだけなのかなあ。あと20作ぐらい撮っといて欲しいんですけど。どうでもいいけど、まーくんが作業着の中に着てるシャツ、わたしが何年も寝る用にしてるシャツのうちの1枚とまったく同じデザインなので見る度に孫ちゃんがわたしのパジャマ着てる…って気持ちになります。なってみて初めて気が付いたけど推しに自分のパジャマ着られても特に嬉しくはならないですね。あとまーくんはぱっと見は昭和のドカタの兄ちゃんなんですけど、煙草がIQOSだったり軽トラの鍵がリモコンだったりしてダメージを受けました。昭和どころか平成も終わっちゃう!
メイン四人がかなり早口なのに対し、まーくんは一人すごくゆっくり話すので、出て来た瞬間ゆっくり実況か!って笑ったんですけどその違いがそのまんま今の高校生と、もう高校生じゃない大人との違いになっててよかった。妹思いの優しい大人ということはめっちゃ分かるんですけど一方でこいつ情緒が雑な人間だ、というのもすごい伝わってくるので、まりっぺがああなのお前のせいやんという気はなきにしもあらずなんですけどかわいいから許しました。それはわたしの推しだからとかでなく、デメキンの合屋厚成といい、亜人の高橋といい、山田裕貴のダメ人間役にはその顔で笑われたらしょうがないよなあって思わせるオーラがありますよね。顔面が免罪符だ…。完成披露でそれぞれが告白シチュをするコーナーで付き合ってくれ土下座してて、推しの生土下座見るの1年ぶり2回目…ってなったんですけどそんなんよりその顔で笑っててへぺろした方がなんでも許されると思うぞ!
虹色デイズ、「高校生活」としてかなり閉じた世界なんですけど、そこにまーくんという異物を置くことでその外にも世界が広がっているであろうこと、だからこそ高校3年間の日々が閉じていることの優しさを感じられるし、そういう大事なポジションを孫ちゃんがきっちりこなしているのは嬉しい。あとビジュアルが性癖ど真ん中で本当に本当に嬉しい。まーくんの衣装を選んでくれた人にお中元贈りたいです。くそお世話になりましたァ!!

 

公式がこんなこと言ってるのでHiGH&LOWのおたくのみなさんもぜひ。夏祭りでは平沼Pがテキヤやってるよ!

*1:もちろん見飽きてる人に向けての発言なんでしょうけど、これをPや監督が言う作品はもれなくつまらないので、これを言う人のことは絶対に信用しません