強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

【ネタバレ】RED RAIN追い感想だよー

赤雨の7回目観てきました。単純に特典の保存用が欲しかったのと、あとムビチケもまだあるし色んな映画館のポイントが貯まってきてるので実質無料で観れるんだもんよ…

でもここまで観てもまだ発見があるので、この最&高なコンテンツの興収を少しでも上げてあげたい気持ちもでかいです。
今回気付いたことの覚え書き。

コブラちゃ〜んが途中から二徹目みたいな顔してるのでそれなりに数日経過してるとばかり思ってたんですけど、これ長男の最期までは全部同じ一日、両親の命日中に起こった出来事なんですね。辛い。

・色んな映画館で同じ映画を観て気付いたんですけど、スクリーンによって映画の明るさや色味って全然違う!最初の頃に見たときは、二人でテレビ見てるシーンのおつまみもはっきり見えたのに、6回目の時は見辛くてんんん?って思ったんですけど、今日観たスクリーンが過去最高に色が濃い&画面が暗くておつまみは完全に判別できないし、他にもいろいろ影に埋もれちゃってて、これ、観た映画館によって結構印象違うなあと。
ノボルとスーパーハカーがいちゃいちゃしてるカットのあと、コブラちゃ〜んが般若のような顔でノボルを見てるんですけど、今日観たスクリーンだと、コブラちゃんの顔完全に影になってて全くわからなかった!ええーそこ、大事なとこなんですけど!!
コブラちゃんの般若顔?そんなのあったっけ?って人はぜひ明るめのスクリーンで観てください。今もやってるかわかんないけど、日本橋のtohoシネマの大きいスクリーンはくっきりはっきり明るくて、壁の新聞記事もきっちり見えます。

・エリクス教会に入る前、次男三男が上園車を見てるけど、そこでタイヤをパンクさせておけばいいのにってすごく思った。まあ人は車に勝てない、乗り手がいない状態のバイクに手は出さない、がハイローの鉄の掟だから…(でもレッカーはされる)

・ED直前の流すシーン、三男が微笑んで〜って前の記事に書いたけど、なんか思ったより微笑んでなかった。真顔だった。でもアテレコの印象は変わらないかな。こうやって脳内で勝手に付け足しする機能がついてるからこそオタクやってるんですよ!

・物語の構成として、クライマックスシーンにクライマックスがくる=雅貴が尊龍の思想にシンクロするのが美しい、という無意識の前提があるので、石黒賢との対峙シーンはそういうシーンだと思ってたんですけど、もしかしたらそうじゃないかもしれない。だって、広斗に首を振られて、拳をおさめる時の雅貴は「じゃあ俺にどうしろって言うんだよ」って顔してることに気付いてしまった。なんか観るたびに解釈が違ってしまうんですけど…困ったなー。
今日の次男は、あそこで自分の拳の痛みに気付いたように見えました。ただ、痛みの上に横たわって生きていかなくてはいけない、ということを理性で理解しただけなのかもしれない。上園への憎しみは消えないけど、兄貴は復讐なんか望んでいないことはわかる。だって家族だから。だから痛みを受け入れた。そういうことでいいのかなあ。
「痛みを知らない俺たちが痛みを知る」はコブラちゃんもずっと言ってるワードですしね。コブラちゃんが言ってもほーんって感じなんですけど。なんかいつも歯が痛いみたいな感じの演技なんで、もうすでに痛そうですけど?ってなってしまう。村山ちゃんのはよくわかります。やっぱり私の中で村山ちゃんと雅貴は同じカテゴリだなあ。

・教会で、次男三男が長男に駆け寄ろうとして、来るな!のシーン、次男がヤクザたちの銃から三男をしっかり庇ってるんですよね。そのシーンで「強くなりたいなら、拳は大事なものを守るために使え」は逆に言えば、守るべき大事なものの存在こそが己を強くしてくれるということで、その点で長男次男は三男に感謝してるのかなあと思いました。
もし雨宮父が再婚してなくて、二人きりの兄弟で、そして父だけが上園に殺されたとしたら、長男は物分かりのいい、聞き分けのいい次男のことを一人にできたと思うんですよね。多分どっか親戚のところにでも預けて、次男の学費を稼ぐために自分は出稼ぎにいって、そうやって次男を大学にでもいれて安全なところに追いやって、自分一人で上園を追ってそうだなって。
血は繋がってないけど、寂しがりで甘えたでほっとけない三男がいたからこそ、三人一緒にいなくちゃってなって、最高で最強の兄弟になれたと思うんです。うーん、登坂広臣よ、この世に生まれてきてくれてありがとう。