強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

【ネタバレ】THE RED RAIN 感想おかわり

ステッカーもらいにまた観てきたので覚え書き

ちなみに今まで雨宮兄弟を長男とか三男とか書いてたのは名前だと一発変換されないからで、ようやく辞書登録したんで今回は名前で書きます。

 

・ステッカー小さいな?!1週目2週目の薄い本と同じサイズだとばかり思ってたら半分の大きさしかなかった…スマホとかに貼るならこのサイズがいいのかもだけど、それなら二面欲しかった。アキトがそもそもの値段安いのに袋入りのランダム複製色紙とかなのを見ると、もうちょっと頑張って煽ってほしいなあ…ランダム生写真とかさあ。ステッカーまだ欲しいから少なくとも今週もう一回観に行きますけど。

ハイローがオタクに爆受けしてるからといって、作品作りにおいてこっちを意識しては欲しくないしそのままのハイローでいてって思うんだけど、集金手段に関してはオタ業界参考にして欲しいです。ムービーの円盤も、通常盤、LDHファン向けにグッズつけた限定版、オタ向けに2万↑で設定資料やら絵コンテやらつけたディレクターズカット版出してくれてええんやで…?

 

・今回はなるべくあまり考えず、各キャラの顔の表情を楽しむつもりで観てきましたが、やっぱりまだ気付くことがあって赤雨すごいぜ!!

しかし顔面ばっか見てると登坂広臣、いいなあ。喜びのときも悲しみのときも、常に感情がコップから溢れる直前みたいな顔してるなって思いながら観てました。

 

・中学生時代の雅貴の靴が黒のコンバースワンスターだった。ドラマ版で村山ちゃんが履いてたやつ。学ランの着こなしも私服のセレクトも妙に被ってるし…うーーん

ドラマ一期の「雅貴〜〜なんで戻ってきた〜〜」は特に意味のない説明セリフで、名前呼びなのも雨宮は二人いるから視聴者のために下の名前で呼んだだけ、ぐらいに考えてたんですが、これはガチで村山ちゃんがSWORD来る前に知り合いだった可能性もあるのかなあ。

関>古屋>村山>チハルは確定なので村山ちゃんの年齢は21〜23、広斗が23以上確定なので同い年はあり得ないわけだけど、ショタ村山ちゃんに殴りかかってた赤パーカが雅貴の友達とかだろうか。でも村山ちゃんの出身地区は市街地を電車走ってるけど、雨宮鉄製所の周りの雰囲気みると国双地区って電車なさそうだし、あっても線路脇にフェンスないやつじゃない?

 

・両親を亡くす回想シーン、尊龍が振り返って雅貴を見て笑うところのセリフもずっと考えてたんですけど、今回、あそこは「お前は言わなくても分かってるよな、雅貴」かなあと。

分かんねえよ!言ってやれよ!!言わなくても拳をぶつけ合えば伝わるのは広斗だけだよ!!!

雅貴は状況が読めて感情を制御できるだけで、言われたことしか分からないし、感情の爆発のさせ方も分からないし、だから勢いに任せて上園を殴ってみたけど、言われたこと(拳は大切なもの守るためだけに使え)がフラッシュバックしちゃって最後まで感情のままに行動することができないんじゃん。そこにやってきて、首を振る広斗は本当にずるいなあ。理性でしか兄貴を理解できない自分に戸惑ってるところに、感情だけでそのまんま兄貴を受け継いでる弟がトドメさすって監督はドSか。

だからこそ最後のツーリングシーン、広斗を見てから笑う雅貴がめっちゃ尊いんですけど。雅貴がそれでいいなら、雅貴が兄でいいよ。広斗、お前なら分かるんだろ?

 

・広斗って考えたら再婚するまで一応は一人っ子で長男だったんだよね…なんであんな弟っぽいんだ。よっぽどお母さんに甘やかされた育ったんだろうなあ…

尊龍雅貴の方はそれなりに母親の記憶もあって、お父さんのことお願いね、と言われて見送ってそうだけど、広斗の方は物心ついた時にはもう父親がいなくて、お母さんと二人きりの蜜月で育ってそう〜〜

 

・バイクに話しかけてるの見て、二人ともバイクに名前付けてそうだなー。雅貴は「ヒロトくん号」(と対外的には言いつつ、本当は女の名前付けてそう)、広斗は「プレシャスドラゴン」とかそんなの。アロワナもそれぞれ好きに呼んでる。雅貴は「兄貴」で、広斗は「プレシャスドラゴン」。広斗くんってそういうとこあるよね。

あとバイクに名前付けてる系だと、九十九さんは絶対「maria」って付けてるなって。どこにいるのmaria…(廃車になりました)

 

・自力で打ってたときは尊龍は「とうとい、りゅう」、雅貴は「まさ、とうとい」って打って変換してたんですけど、両方にとうといと読める字が入ってることになんとなく雨宮父母の名付けの意思を感じる。先に雅貴というキャラがいてからの尊龍なんだろうけど、ハイローはこういう描かれてないところの情報量が本当に多いなあ。芝マンが芝マンってあだ名になった経緯とかなんとなく想像つくのも好き。ノボル、スーパーハカー古野、芝マンでコントインターネッツしてくれないかな。Huluさんお願いします。

 

・今回のスクリーンはちゃんと明るかったので、おつまみもコブラちゃ〜んの般若顔もばっちりみえました。おつまみ、やっぱり左端はチーズ鱈だし多分これじゃないかな?!

なとり おつまみセレクション金 60g×5袋 https://www.amazon.co.jp/dp/B00E9OHT3Y/

コブラちゃんはやっぱり般若の顔してた…わたしが思ってるコブラちゃん→ノボルへの感情の話するとみんなんんん〜?みたいな反応なんですけど、実際のところどうなんだろう。ナオミの相手は最初コブラちゃんだったけど、岩ちゃんがコブラはそんなこと言わない!って脚本家にお願いして変えてもらったという話をきいてから、岩ちゃんのコブラちゃん解釈には全幅の信頼を置いてるんですけど、コブラちゃんはノボルのことどう思ってるのかいつか語ってほしい。

わたしの解釈では、コブラちゃんは、SWORD地区ではない場所で弁護士として働いて、大学出のニットアンサンブルにミモレ丈スカート履いてるような小綺麗な彼女をお嫁さんにして、よく手入れされた庭と出窓のある家に住んで、盆と正月だけ嫁さん子供を連れて山王に帰ってきてITOKANで一緒にバカやってくれるようなノボルになって欲しかったんだと思ってます。それはコブラちゃんの一方的な願望で、あんまりノボルの感情は考慮されてないところにコブラちゃんの闇があるかなって。だからミホがノボルとお別れしようとしてた時にガチ切れしてたし(普通に考えたら復縁できるわけない)、古野みたいな変な女とつるんでるとイライラしちゃうんですよー。でもみんなコブラちゃんは光だって言うんだ…なぜだ…

【ネタバレ】RED RAIN追い感想だよー

赤雨の7回目観てきました。単純に特典の保存用が欲しかったのと、あとムビチケもまだあるし色んな映画館のポイントが貯まってきてるので実質無料で観れるんだもんよ…

でもここまで観てもまだ発見があるので、この最&高なコンテンツの興収を少しでも上げてあげたい気持ちもでかいです。
今回気付いたことの覚え書き。

コブラちゃ〜んが途中から二徹目みたいな顔してるのでそれなりに数日経過してるとばかり思ってたんですけど、これ長男の最期までは全部同じ一日、両親の命日中に起こった出来事なんですね。辛い。

・色んな映画館で同じ映画を観て気付いたんですけど、スクリーンによって映画の明るさや色味って全然違う!最初の頃に見たときは、二人でテレビ見てるシーンのおつまみもはっきり見えたのに、6回目の時は見辛くてんんん?って思ったんですけど、今日観たスクリーンが過去最高に色が濃い&画面が暗くておつまみは完全に判別できないし、他にもいろいろ影に埋もれちゃってて、これ、観た映画館によって結構印象違うなあと。
ノボルとスーパーハカーがいちゃいちゃしてるカットのあと、コブラちゃ〜んが般若のような顔でノボルを見てるんですけど、今日観たスクリーンだと、コブラちゃんの顔完全に影になってて全くわからなかった!ええーそこ、大事なとこなんですけど!!
コブラちゃんの般若顔?そんなのあったっけ?って人はぜひ明るめのスクリーンで観てください。今もやってるかわかんないけど、日本橋のtohoシネマの大きいスクリーンはくっきりはっきり明るくて、壁の新聞記事もきっちり見えます。

・エリクス教会に入る前、次男三男が上園車を見てるけど、そこでタイヤをパンクさせておけばいいのにってすごく思った。まあ人は車に勝てない、乗り手がいない状態のバイクに手は出さない、がハイローの鉄の掟だから…(でもレッカーはされる)

・ED直前の流すシーン、三男が微笑んで〜って前の記事に書いたけど、なんか思ったより微笑んでなかった。真顔だった。でもアテレコの印象は変わらないかな。こうやって脳内で勝手に付け足しする機能がついてるからこそオタクやってるんですよ!

・物語の構成として、クライマックスシーンにクライマックスがくる=雅貴が尊龍の思想にシンクロするのが美しい、という無意識の前提があるので、石黒賢との対峙シーンはそういうシーンだと思ってたんですけど、もしかしたらそうじゃないかもしれない。だって、広斗に首を振られて、拳をおさめる時の雅貴は「じゃあ俺にどうしろって言うんだよ」って顔してることに気付いてしまった。なんか観るたびに解釈が違ってしまうんですけど…困ったなー。
今日の次男は、あそこで自分の拳の痛みに気付いたように見えました。ただ、痛みの上に横たわって生きていかなくてはいけない、ということを理性で理解しただけなのかもしれない。上園への憎しみは消えないけど、兄貴は復讐なんか望んでいないことはわかる。だって家族だから。だから痛みを受け入れた。そういうことでいいのかなあ。
「痛みを知らない俺たちが痛みを知る」はコブラちゃんもずっと言ってるワードですしね。コブラちゃんが言ってもほーんって感じなんですけど。なんかいつも歯が痛いみたいな感じの演技なんで、もうすでに痛そうですけど?ってなってしまう。村山ちゃんのはよくわかります。やっぱり私の中で村山ちゃんと雅貴は同じカテゴリだなあ。

・教会で、次男三男が長男に駆け寄ろうとして、来るな!のシーン、次男がヤクザたちの銃から三男をしっかり庇ってるんですよね。そのシーンで「強くなりたいなら、拳は大事なものを守るために使え」は逆に言えば、守るべき大事なものの存在こそが己を強くしてくれるということで、その点で長男次男は三男に感謝してるのかなあと思いました。
もし雨宮父が再婚してなくて、二人きりの兄弟で、そして父だけが上園に殺されたとしたら、長男は物分かりのいい、聞き分けのいい次男のことを一人にできたと思うんですよね。多分どっか親戚のところにでも預けて、次男の学費を稼ぐために自分は出稼ぎにいって、そうやって次男を大学にでもいれて安全なところに追いやって、自分一人で上園を追ってそうだなって。
血は繋がってないけど、寂しがりで甘えたでほっとけない三男がいたからこそ、三人一緒にいなくちゃってなって、最高で最強の兄弟になれたと思うんです。うーん、登坂広臣よ、この世に生まれてきてくれてありがとう。

【ネタバレ】赤雨ラストシーンの感想など

赤雨6回目見てきました。

1〜5回は前夜祭と舞台挨拶(本会場2回、ライビュ2回)でハシゴハシゴでみたので、今回一週間の間を空けて観れたことで初めて気付いたことなど、全然未整理ですが覚え書き。

石黒賢が素足にスリッポンだった。石田純一かよ!

・三男→アイカへの「壁だと思え」、アイカの性格からして長男に言われたことを話してるとも思えない。三男からあのワードが出てきたということは、そもそも三男も長男から同じことを言われたことがある、ということだとようやく気付きました。
友人にいったら、え、今頃気付いたの?みたいな反応でうわーーーくやしいーーーーー

石黒賢次男が対峙するシーン、分かったような気がしてたけどまた分からなくなってしまいました。
直情型の三男は長男が死んだ時に、もう感情で尊龍イズムを受け継いでるので迷いはない。
対して思考して、納得しないと動くことのできない次男はまだ長男退場の時点では納得できていなくて、石黒賢を殴るのをこらえた時にようやく長男の黄金の精神(@ジョジョ)を継いだ、というとこまでは間違いない解釈だと思うんですけど。
弱い存在のままでは大きな流れに飲み込まれるしかない、だから強く生きろ、生き残れるぐらい強くなれーーというのが尊龍の遺志で、
ということは逆にあそこで石黒賢を殴り殺してしまう存在は憎しみから逃れられず、大きな流れに押し流されてしまう弱い存在だということ?
それとも単に復讐なんて誰も望んでない、憎しみを乗り越えて生きろということ?
殴るのをやめた、という行動からは後者の解釈の方がしっくり来るんだけど
ムービーに比べると赤雨は復讐ダメ絶対感が弱いし、先に尊龍の遺志を理解している三男が、石黒賢の別荘襲撃に同行してる時点でなにがなんでも復讐はよくない感はないんですよねー

ただ、ハイローを観ていてとても感じるのは身体言語の強さと、それに対する製作側の信頼感なので毎日家に引きこもってスマホとパソコンに向かってる人間がいくら言語でこねくり回しても本質はつかめないのかもしれません。
「拳は大切なものを守るために使え」も、大切なものとは?とか守るとは?とかいちいち考える必要はなくて単に「野球上手くなりたきゃ下半身鍛えろ」ぐらいのニュアンスで捉えればいいのかもしれない…
うーんでも演じてる人達やPは身体言語優先してる感あるけど、監督や脚本家はやっぱりクソオタ側の人達だと思うんですよねー
オタは解釈したいんだよ!咀嚼して反芻して納得したいんだよ!!!

ただ雅貴が殴るのを止めて広斗を見るところ、広斗が迷いなく首を振るのはずるいなって思います。
お兄ちゃんがまだ迷って悩んでるのにお前1人次のステージに行きやがって〜〜!

・一つ前の記事で、石黒賢を殴るシーンで広斗が遅れてくる理由が説明されてないけど、直前にバイクでバランスを崩してる描写がある…って書いたんですけど、バランス崩してるのは雅貴のバイクでした。ここに謹んでお詫び申し上げます。
まあなんかすごい急いでやってきた感は出してるのでバイク転倒したとか後続車に巻き込まれたとかなんかそういうのでいいかと思います。

・ED前のラストシーン、次男三男がフィリピンの高速道路を流すシーン、アテレコするならどういうセリフなのかずっと考えてたんですけど、今回やっとしっくりくるアテレコ台詞に思い至ってそれが今回の一番の収穫でした。見つめ合ってないで前を見ろというのは置いておきます。
あそこ、まず次男が伺うように三男をみる→三男は迷いのない微笑みで次男を見返す→子供時代バイクで走る長男のカットになり、共に走る次男三男が映し出される→なにかに納得したように破顔する次男→三男は微笑んだまま→空→EDっていう流れです。
あのシーン、次男はなんだかんだでまだ迷ってるので、三男に「なあ、兄貴はこれでよかったのかな?」って聞くんですよ。でも、三男には自分達の側にいる長男がはっきり見えているので、「兄貴なら一緒にいるだろ?」って返してきて、そこで長男のカットになるんです。
次男はその時のことを思い出すけど、やっぱり長男の姿をみることはできなくて、でも、自分の目の前にいる三男に長男が見えていることははっきり分かったし、三男を通して長男の気配を感じることはできたので「お前に見えてるならそれでいっか」っていうのが最後の破顔なんです。
あ〜〜〜〜〜次男の表面上の器用さとそれに反比例して不器用な内面つらい!生きて!強く生きて!!

わたしEXILE関連見始めたのほんとここ最近っていうか、そもそもハイロー観たのが8/28で、まだ2ヶ月経ってないレベルなので、本当に初見のファーストインプレッションのまま語ってるだけなんですけど、実際のTAKAHIROと登坂広臣の関係性もまさにこの次男三男の印象そのままなので当て書きって強いなって…

・教会で破壊される像、マリア像だと思ってたら監督のTwitterによると「女神像であり運命の象徴」らしいです。ついでに雨宮家は特にクリスチャンでもないらしい。
最期、破壊されて涙を流している女神像を見て、尊龍が微笑んで死地に向かうシーン、そこをどう解釈していいか未だに謎なんですけどなんなの〜〜?!
そもそも「運命」を善きものと捉えるか、それに従うべきではなく抗ってこそ真の自由みたいに捉えるかで全然違ってくると思うんですけど、最近のトレンドとして、あと全体から感じるジョジョ感からも、ジョジョ五部の「運命の眠れる奴隷」に近いのかなあと。
その印象から素直に捉えるなら、その前のシーンで、傲慢に自分達を見下ろしていた「運命」が破壊され、涙を流している姿をみて、己が運命に打ち勝ったことを確信して微笑み最後の敵に向かう、でいいと思うんですけど、それにしては女神像のカットが顔のアップで、「破壊された」って要素まで込みで長男が微笑んだようには見えないんですよね…カット的にはただあの女神像と目を合わせただけに見えるし、そうすると運命は自分の側にある、という確信からの微笑みなのかなあとも…ううう気になるよーーー!

【ネタバレ】HiGH&LOW THE RED RAIN 勝手に補完

HiGH&LOW THE RED RAIN面白かったですね!が、分かりづらいところがあったので勝手に補完しました。友人達と疑問点の洗い出し→推測→映画見て確認を繰り返したので精度は高いのではと思います。


Q:tkmの行動がよくわからない
あんなに拳にこだわってたのに銃で人殺すしぶっちゃけ犬死じゃない?

A:計画的犬死です。
tkmの目的は上園個人に対する復讐ではなく、九龍、政治家まで含めて一掃することです。弁護士仲間に断られていることからも、USBメモリの中のデータをただ公表するだけではダメで、全員を討てるだけの下準備期間を確保するため、さらにアイカが生き延び、成長する期間を確保するため、自分の命を使ってその時間を作る、のがtkmの目的です。
USBを取り戻すまで九龍グループは追ってくるので、USBを取り戻し、かつ中身が流出していないと思わせる必要がありました。なので、両親の仇という私怨で取引を持ちかけてきた、仇を討とうとしたけど無様に殺された、というのがtkmの作った台本です。
上園を殺すだけならナイフ一本持って近づけばいいだけで、銃撃戦において圧倒的に不利である「敵より低い位置」で上園一行を待っていたことからも私怨にかられた愚かな男、ということを演じようとしていたことがわかります。ここでもっと広い目的を持っていることを上園に知られたら他に仲間がいるかもしれない、中身が託されているかもしれないと疑われてしまうので。
犬死だけど犬死じゃないんだよ!

とはいえ、初見でそこまで読み取るのは相当注意深いか、相当登坂広臣に興味ない人でないと難しいと思います。わたしは2日で5回見て理解しました。特に冒頭のtkmが秘書の電話に耳をすますシーン、後ろで次男三男がきゃいきゃいしてるので普通の人はそっちに気を取られて聞き逃します。誰だってそうする、俺だってそうする。

以下、雨宮長男の行動です。

両親の死の真相を知るため、運び屋の仕事を受けてカジノ担当相の秘書に近づく

秘書の紹介で上園会に潜り込む

上園会で働くうち、上園を潰すだけではなく、害虫を一斉駆除しなくてはいけないことを思い知る

一斉駆除できるデータが入ったUSBメモリが流出したことを知る

ナルセ宅でアイカの存在に気づく

アイカ確保。ニセのUSBメモリの作成を依頼
(数日間一緒に暮らしたのはニセの完成を待っていたため)
(命日に墓参りに行くことをアイカに話したのは弟達にアイカを託すため)

ニセUSB完成 仇討ち演出用の拳銃も手に入れ、上園を呼び出す
(ここを盗聴されていたのはおそらく想定外)

上園と対峙
両親の仇討ちであることを明かし、銃撃戦に持ち込んでUSBにダメージを与えつつ死ぬつもりが弟達がやってきたことで、上園会を全員殺してでも弟達を逃さないといけない、と切り替える

雅貴広斗を守り抜き、死亡


Q:衝撃でUSBメモリの中身が消えたかも…って上園会の人アホすぎない?

A:法学部のノボルがIT関係一手に引き受けてたぐらいなんだから九龍グループのITリテラシーが底辺なことはちゃんと作中で説明されてんだろ!


Q:ラストシーン、雅貴が殴ってる間広斗は何してたの?

A:上園車がスリップするところで先行してた広斗がバランスを崩してます。カットされてるだけで、おそらく広斗も転倒なりなんなりしてたのかと…


Q:借金あるのに中高生の雨宮兄弟がバイクとかレザーライダースとか持ってるのおかしくない?

A:その方がかっこいいからです。これハイローやぞ!?


Q:雨宮兄弟、バイクやヘルメットにAMAMIYA BROTHERSって書いてるのちょっと…

A:今回、雨宮兄弟の生業が運び屋と判明したのでバイクやメットは仕事道具なわけです。藤原拓海のハチロク藤原とうふ店って書いてあるのと一緒です。


Q:広斗の誕生日会写真、右下に村山さんがいるんだけど?

A:雅貴だよ!!!!


Q:村山さん出てないの悲しい

A:ガチバンと闇金ドッグスを観ろ


Q:ITOKAN暗かったのなんで?

A:明るくしてるとお客さん入ってきちゃうから?これちょっと分からないので誰か教えてほしいです。最初スーパーハカー達が電源使いまくりだからというサマーウォーズ的な設定かと思ったんですが…


その他、舞台挨拶でストーリーに絡んだ部分の覚書など


監督「ドラマや前作のムービーとはまったく違う作品なので受け入れてもらえるかとても心配だった。(観終わった)今の皆さんの顔をみて安心した」


岩ちゃん「クランクインからアウトまで2日で2カットしかなかったのにまさかの1カットはカットされた。雨宮兄弟がなぜ強いかをコブラが滔々と演説したんだけど…」
司会「それはノーカット版でぜひ」
監督「いや、そこは入れないと思う。岩田さんにやってはもらったけど、ずっとコブラはこういうこと言わないと思うんですけどね、って言ってたので」


岩ちゃん「雅貴の貸したつもりはないのところは本来離れた位置で言うはずだった」
T「リハで雅貴が近づいていったら、岩ちゃんがえ?え?ってなってた」


登「レッドレインの楽曲は作詞家の方がお父さんをなくされた頃に書いたもの」


雨宮兄弟宅のシーンで、雅貴が見ていた写真の貼ってある部屋は長男の部屋


最後のアイスのシーンはほとんどアドリブ
バイクの位置や座る位置すらも決まってなくて、監督にどうしたい?と振られて決めた当初、バーガーショップでDBの悟空みたいにめちゃくちゃ食べてたら面白いよね、という話もあった。全然監督からカットの声がかからないのでいつまでやればいいんだと思いつつ二人でアドリブを続けていたら、カットよりも監督の大爆笑が聞こえて終わった