強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

映画「ウタモノガタリ」ネタバレ感想

TAKAHIROと「カナリア」の松永大司監督の舞台挨拶付きで観てきました。日比谷12時回のTAKAHIRO「エロ本は教科書」、させていただくは11回でした。今まで実物を見たことのあるLDHメンの中で一番映像より実物の方が輝いてるのはTAKAHIROなんですけど、今回もすげー金粉ふりまいてました。歌うまいって言われてそうなんですよって返すとこめっちゃ好き。おばあちゃんだから拝みたくっちゃう~!

 

youtu.be■ファンキー
岩ちゃんがカメラに向かってニッコリしながら踊ってると全て許してしまう。許した。

 

youtu.be■アエイオウ
あゝ、荒野で芳子をやってた木下あかりさんが再び汚部屋住人をやっていた。LDH興味ない人の白濱亜嵐のパブリックイメージ*1って「女運が悪い」じゃないかと思うんですけど、「だから1回やっとけばよかったんだよぉ」のセリフが妙に真に迫っていてうわあああてなった。あそこで「どんな嘘も信じられたのに」って言うのめっちゃええ子やん本当に好きなんじゃんって思うんですけど、そういう言葉では繋ぎとめられない女を選んでしまうとこがさあ…(フィクションです)自衛隊とか兵器とか日本では失われたアジアの母音とかなんとなく言いたいことは分かるんですけど、テーマよりも人をぞわぞわさせる映像の巧さの方が断然気になりました。途中おばあと白濱亜嵐が暗闇の中に浮かぶ櫓で向かい合って話すシーン、その闇の中にみっしりと人ならざる何かが蠢いているような気がして、五十嵐大介先生の「魔女」をこの監督ですごい観たいって思った。もっとちゃんと尺のある作品観たいな…とぐぐったら安藤桃子監督って安藤サクラの姉か!高知のお坊さんと結婚して離婚した人か!このアニミズムとかシャーマニズムとかそういう路線で、かつ退屈じゃない映画作ってほしい。観てみたい。

 

youtu.be■幻光の果て
ダンさん「サメと戦う映画とかどうすか?こう人食いザメがバーン!銛もってデヤーッ!みたいな」
スタッフ「サメ用意する予算がないからイマジナリーサメで我慢して」
こういうことですか?分かりません!
海に飛び込んで相手を試そうとする究極構って系ナオンとの事後みたいな描写があってこれは山下健次郎くんの夢女子兼腐女子の友人は死ぬのではと心配しながら観てたんですが、過去を捨てて(推定)南国の島(推定)に流れついたモブおじさん(ロマンスグレーもじゃもじゃ)(ヒゲ)(距離感狭い)に、現実を見ろ!と肩をがたがた揺さぶられてからのぎゅっと抱きしめがあってこういうの百万回読んだわってなったので安心して観てほしい。山下健次郎くんってほんと…ほんと…うん。この作品だけがギリ曲と映像のマッチングをしようとしていて良かったです。なお残り5本はお察し下さい。ウタモノガタリなんて西尾維新みたいなタイトルを付けた意味とは。余談ですが、ファンキーで平泳ぎする岩ちゃんのフォームを見て、この動きで前に進める…?って不思議だったんですけど、平泳ぎする山下健次郎くんはやっぱりちゃんと前に進める動きをしていたので、岩ちゃんは平泳ぎができない疑惑が全わたしの中で話題です。

 

youtu.be■Kuu
放送事故かと思った。きみょうなおどりを踊る三つ子?三姉妹?はとっってもかわいい。

 

youtu.be■OurBirthday
青柳翔のプロポーズシーンだけで観た甲斐はあった。やばい。胸がギュンギュンする。しかしヒロインが再現ビデオの匂わせマウント女のテンプレみたいな演技と演出だったのはなんだったんだ…これぐらいやらないと結婚できねえぞお前ら!ということなのか。ううう。冒頭で振られてたバリキャリの方が女受けは良さそうなのがまた…。ここまで5本中3本が死んだ女の幻を追う話で、なんかこう事前に監督集めてネタかぶり防止の打ち合わせとかしなかったのかな?という気持ちになる。

 

youtu.beカナリア
6本中4本が死んだ女の幻を(略)嘘だろ…むしろそれが今回のテーマなの…?たかぴろが啓司さんみたいな髪型、啓司さんみたいなお衣装、啓司さん(ぼーっとしてる時の)みたいな表情で出てくるのでちょっと混乱する。この作品が一番演出も言いたいことも分かりやすいというかほぼドキュメンタリーでした。体育館で音がフラッシュバックするシーンはかなりキツくて、まだ震災時の映像が見られないような人にはちょっと無理な気がして大丈夫かな。しかしたかぴろは雅貴といい、普段自分を抑圧して生きててそれを爆発させるけどまた抑圧生活に戻る、という役がめちゃくちゃしっくりきますね。

*1:わたしの周囲調べ