強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

二度めの夏、二度と会えない君 先行上映(ネタバレ感想)

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ひと月近く前になりますが、ニドナツ先行上映行ってきました。その後のトモゲ完成披露も下書きにつっこんであるので早くまとめなきゃ。完成披露や先行上映時の感想をあげておくと、公開初日に突然アクセス伸びるので、みんな結構感想探してるんですね〜。なるべく推しのプレゼンになるような記事を書いておかなくちゃって思うんですが、つまらんときはつまらんって言いたい人間なので効果はあやしい。

というわけで名古屋の先行上映ですが、なぜどこよりも先行して名古屋…?しかも18:00からの舞台挨拶を終えた後、主演の村上虹郎君は20:00から京都でトークショーで震えました。冬なら岐阜羽島で何があるかわからないおそろしいスケジュールですやん。夏でよかったな!?しかし、小○館さんの考えることなのでしょうがないです。(わたしは小○館に個人的に多大なる恨み妬み嫉みつらみがあります)たまに名古屋遠征するのですが、新幹線ですぐだし、ひつまぶしと風来坊食べるのが楽しみなので結構好きです。名古屋メシで食べるべきはこのふたつだよ!あと朝ならコンパルのえびサンド。マゾな人はあんかけスパ*1をどうぞ。

舞台挨拶の覚え書きから。その下に本編ネタバレ感想です。

・会場のミッドランドスクエアシネマはシートが全席レザー張り(!)でなかなか快適でした。廊下のおしゃれ感とかトイレとか豊洲っぽい。松竹系なのかな?入口のでっかい自動ドアがハイローEOS仕様でテンションあがりました。
・当日のお衣装は事前にSNSで見た瞬間、リンネル好き女子みたいな格好だな!?って思いました。いざ生で見たら萌え袖が最高にかわいかったので許した。
・山「名古屋出身なので、おかえりーってもらっていいですか」「せーので」会場「おかえりーー(控えめ)」山「ありがとうございまーす」
・山「先日第2PKのひ○みさんが実家に来て妹と飯食ってて。うちは基本ウェルカムなんで・・・さすがにこの場の全員は無理ですけど」「今日もおかあさんが客席に」おかあさんって言ったあと照れたのか「おかん」って言い直してました。中学生か。おばあちゃんもいるよ~!
・村「他のタイムリープものに比べ、半年なので色んな出来事を覚えている。覚えているから孤独な存在」「撮影中、役作りもあって他のキャストと距離をおいていたけど山ちゃんがつないでくれた」
・山「(前の話題失念)虹郎はにじませてる。虹郎だけに。」「地元名古屋なのにスベってる?フィギュアスケート本場だけに…ぼく小中高とすべりキャラなのですべるのは慣れてる」村「それが売りだろ」
・山「撮影時、初主演舞台とボクシングの練習とバンド演習が同時で俺は何者だ?ってなってたけどその甲斐あっての演奏シーン」村「差し替えられてたらどうする?」山「俺カットされてるの!?」
・山「ニジーは作中歌わないけどすごく上手い。鼻歌とかうまってなる」
・村「今日が最速で、いろんな年齢の人がきてくれて嬉しい。ぜひ感想の拡散を」
・ラスト、客席を入れてのフォトセッションがあり、先々週の夏風邪がぶり返したために大事を取って自宅で静養していることになっているわたしはめちゃくちゃ焦りましたが、司会の方がちゃんと「今日ここにいてはいけない人は顔を隠してくださいね~」って言ってくれたので大丈夫でした。やっぱりそういう人多いんだなあ。平日のイベントは月2回ぐらいまでにしてほしいものです。今月めっちゃあるのでそろそろ親戚を殺さなければ。

以下、本編ネタバレ感想です。

 


・良くも悪くもラノベだなーーーーってのが第一印象です。ヤレヤレ系男主人公のモノローグで進行していく演出が完全にラノベアニメのそれなので、どうしても実写青春物映画よりもラノベアニメと比較してしまった。
・特に引っかかるのがヒロイン・生徒会長のキャラ造形と主人公のモノローグ。京アニ制作でヒロイン(CV悠木碧)、生徒会長(CV平野綾)ならそういうもんだと思って流せるヒロインのゴリ推し天真爛漫さも生徒会長のツンデレ&クズエピも、実写だと、おいなんやのこの女…となってしまってしんどい。あと主人公のモノローグは、作中の台詞同様、ややぶっきらぼうな語り口調なんですけど、これもハルヒキョン氷菓のほうたるのレベルと比べてしまうので正直厳し…氷菓のほうたる最高ですよね。キャラの性格や喋り方がそうでなくても、モノローグだけは落ち着いた感じに寄せた方が客も感情移入しやすいんだな〜って思った。
タイムリープもので、主人公が一巡目との差異を常に気にしているので、トゥルーエンドを目指す系かと思いきや別にそんなことはなかった。
・二巡目、タイムリープしてるのは主人公だけと思わせて実はヒロインの方もタイムリープしてる設定だろ!と思いきや別にそんなことはなかった。
・なので結末は意外でした。予定調和でない、やるせなさもあるエンドでしたがそれはそれで結構好きです。それだけに、タイムリープの話と、ヒロインと主人公の恋バナと、主人公の成長物語との3つに話がばらけちゃってるのが残念。恋バナか成長物語のどっちかメインでもっとエモくしてほしかった!冒頭の大学見に行くシーンみたいなベッタベタで泣かせてほしい。
・もう一つすごく引っかかったのがハナゾノさんの存在…話の展開上必要な嫌な奴なんですけどなんでここにファニーフェイスというか有り体に言えばブス*2を持ってきたのか。嫌な奴役がブスにされてるとブスはもうそれだけで罪なのか…とかなしい気持ちになります。それがテーマの話ならむしろ好きなんですけど、こういう作品では全員のこと好きにさせてほしいよー。
・とはいえ、わたしはこの作品のターゲット層からは明らかに外れているので、自分が中高生だったらもっと素直に楽しめたんだろうな。もうこの年になるとヒロインが難病で死ぬってだけで脊髄反射的にうわーーーーマイナス500万点!って思っちゃうんですけど、既に似たような作品を知ってるっていうただそれだけで後から知った作品をつまらなく感じてしまうの、すごくさみしいことです。記憶消すボタンほしい。
・一方で孫ちゃんの石田六郎、金城茉奈ちゃんの花京院姫子の変人コンビは良かった!石田六郎役を変態ベーシスト変態ベーシストってすごくアピっていたので、どんなキャラ造形にしたのかと思いきや素の山田裕貴じゃねえか(本当にいつも見てる感じそのままで笑ってしまった)(でもそれ故にめちゃくちゃにかわいかった)っていうのは置いといて、二人とも「変わってはいるけど根はまっとうないい子」感がしっかりあるので、主人公が常に孤独に苦しんでる状態で進行する話の中で、二人が二人なりに主人公を助けようとしたり、人と関わろうと努力してる姿はすごくほっとするし、ラストシーンでは仲間でいてくれて良かったなって思えました。
・金城茉奈ちゃん、好みのお顔だし、最初貞子状態だったのもめっちゃかわいかったので、わたしの中のハンターハンター実写キャストのパーム役に内定した!めちゃぴったりではないですか。
・結局謎のメロディの謎とか明かされなかったんですけど、アニマートの曲と似てることとかほったらかしなんですよね…もしもあのメロディが死を間近に控えた人間だけが生み出せる例の力で、10年前に生活指導の先生がアニマートギターの力によってタイムリープして、ギター店店長を守るために二巡目で悪役の道を選んでたとしたら先生→店長の報われない百合最高だなって思いました。この二人の関係性は正直萌えた!
・伝説のバンドの名前がアニマートと知ったぼく「アニメイトみたいな名前だな」
・主人公たちのバンド名がプライム+メンバーでプライメンバーと知ったぼく「アマゾンプライム会員みたいな名前だな」
・ラストシーン、六郎くんの衣装を見たぼく「暗黒武術大会から帰るときの蔵馬の服だ

現場からは以上です。

*1:まずい訳でもなく、しかし美味しい訳でもなくただただ困惑を生むだけの謎食

*2:記号としてのブス演出がなされていたということであって、演じてた方はもちろんブスじゃないです。