強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

錆色のアーマ・帝一の國・新デスノを観ました(ネタバレ感想)

最近観たもののメモ。全部ネタバレあり、役者さんのお名前は敬称略です。

■錆色のアーマ

www.nelke.co.jp

LDHfamにチケット譲っていただき観てきました。スケジュールとか何も意識せず行ったけど東京楽かつ目の前キャストが通る席でびっくりした。FC枠強いな~ありがとうございます!噂のアイア初めてでしたが別に椅子は気にならなかった。むしろ座面ふかふかですやん…アイアより日テレらんらんホールの方がきついし、そのらんらんホールよりシネリーブル池袋*1の方がきつい。でも出入り口とかトイレとか激狭ロビーとかはたしかにクソだなって思いました。

事前にいくつか感想ブログは読んだんですけどシャーッていう演出が変っていうことしか分からず臨んだんですが、本当にシャーッていう演出が変でした。シャーッていうかシャカシャカシャカシャカ!!!って感じ。いやめっちゃ笑いましたけど、特に2回目の方、あれせっかくいいシーンなのに集中力ぶったぎられるから明確に悪い演出じゃないです…?せめてワンタッチでシャーッて上がってくやつにできなかったのかな…あとティンパニとか木琴?とか打楽器だけが生演奏で一人の奏者さんが全部演奏するんですけど一人でやってるの寂しさの助長でしかないからあそこ見せない方がいいと思う…。

話は90年代のガンガンっぽい。ベタベタにベタだけど皆好きだからベタなわけだし、名前や背景がよくわかってなくても全員見た目通りのキャラなので特に悩むこともなくテンポよく進んで2時間飽きなかったです。あとさっきも言ったシャカシャカシャカシャカとか森森森森森森森とかひとつ残らず全てダサい技名演出とか突然踊り狂う坊主とかラップとか一向衆降伏の歌とか、とにかく常に全力で笑わせてくるので楽しかった。一向衆降伏の歌が好きな人は今度東京宝塚でやる花組邪馬台国の風観てくれよな!大体おんなじベクトルです!!
あと何がいいってアンサンブルがめちゃくちゃいい仕事してました。OPからめちゃくちゃ踊りまくりだし、まさかの全員女装して女衆群舞のとこすごかったし殺陣も常にキレキレ。女装時にからし色の着物着てた人がお顔もダンスも良かったし、あと光秀の影やってた人の動きがかっこよかった。しかしながらわたしの顔認識能力では個体識別ができなくて、それぞれどの方だったのかは分からず。アンサンブルのギャラがやばいという話を最近見かけましたがちゃんと正当なギャラが払われているといいなあと思います。

・孫一(佐藤大樹
目の前で見るチハルは映像の100倍かわいいなって思いました。頭が丸くてかわいい。良くも悪くも昔の少年漫画の主人公補正だけで全てを解決していくキャラで、主人公に共感や地に足のついた悩みとその克服が求められる今の時代では好きになるのが難しいし、損してるなと感じました。というか自分も昔はこういうル○ィ的な主人公をそういうもんだと思って受け入れられていたのに、今しんどいと感じてしまうことに一番びっくりした。慣れって恐ろしい。
・信長(増田俊樹
歌うまいし声がいいな~~~~~。立ち姿からして面白いしずるい。
・鶴さん(荒木健太朗
顔が小さくて手足が長くてかっこいい。役もかっこよかった。
・蛍火(永田崇人)
めっちゃめちゃお顔がよかった。ネコ目~!お歌もよかった。何度も床をごろんごろんしてたんですが常に予想の1.5倍ぐらい回ってたので目を回さないか心配になりました。
・黒氷(平田裕一郎
鶴さんとかぶる。
・木偶(章平)
途中からスタバのコンディメントバー背負ってる!って思ってしまってもうダメだった。
・アゲハ(神里勇希)
ふしぎ遊戯から来た人かな?
・不如帰(崎山つばさ)
お友達の推しなので割と気にしてみてたんですけど、確かにかっこよかったんですけどお話的には見せ場があまりなかったような…黒氷と不如帰が見せ場なく感じたんですけど、アニメ化したら絶対この二人が人気出そう。
明智光秀栩原楽人
キャラデザがいわゆる沖田総司テンプレなので脳が混乱する。
・数珠丸(市瀬秀和)
薙刀の扱いが美しかった。NPC感強かったのでもうちょい話に絡んでもよかったのでは。
顕如さま(輝馬)
二次元の住人でした。

 

帝一の國

www.teiichi.jp

立て続けにテンポの悪い映画を観てしまい(お察しください)、純粋に面白い映画が観たいと思って世間の評判を信じて行きましたが本当に面白かった。もうバカの一つ覚えみたいにテンポテンポって言ってる通り、作品の良し悪しはテンポに依存する教の信者なんですけどすごい最初から最後までテンポが良くてめちゃくちゃ楽しかったです。超かっこよいOPから、最後の美美子ちゃんの激かわダンスまで一秒たりとも客を飽きさせないぞという強い意志を感じる。客もまばらな地元のシネコンで観たんですけど、採点シーンとか面白いところは全部みんな声出して笑ってて驚きました。舞台挨拶付き回のように客席に熱量がある場合は笑い声は珍しくないけど、普通の映画館でみんなが声出して笑うってなかなかないぞ。
原作未読ですが、原作ではちゃんと帝一の生徒会長選もやってるんですよね?ばっさり切ったということは世間的にも氷室森園戦の方が面白いという評価なんだろうし、前後篇にして両方やることもきっと検討したんでしょうが、日和らずに一本にまとめたのすごいと思う。面白さのためには保守的思考なんて害悪でしかないよねー。
この映画を観て「大鷹弾」と「駒先輩」のどっちにぐっとくるかで、夢ってるか腐ってるかの判定できるなって思いました。かなり精度の高いチェックシートじゃないでしょうか。わたしはもちろん駒先輩です。

 

デスノート Light up the NEW world

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飛行機の中で観ました。登場人物全員バカという酷評を聞いていたのでクソコン期待してみたけど楽しかった…ぞ…?もちろん映画館でみたらまた別だったと思いますが。登場人物全員バカなのは事実なんですけど、作中で「ノートが銃に勝てるわけないだろ!」と言ってる通り、頭脳戦ではなくラブ&アクションのデートムービーでした。ED安室ちゃんですし。ミサミサとライト、アーマと新L、新Lと新キラのラブストーリーとしては楽しい。特にミサミサのはぐっときた。金はかかってるので画面がリッチだしテンポもいいし。なお松田ファンは怒っていいと思います。
菅田将暉がなぜか全身ぴちぴち白レザーのお衣装で出てくるんですけど、もっっのすごい下半身が細くて、どう見てもキラの遺伝子を継ぐ者というよりレムの遺伝子を継ぐ者でした。この下半身であの下半身の山田裕貴とボクシング対決*2するってかなり無理があると思うんですけど大丈夫か。これが賭けボクシングだったらわたしは全財産を山田裕貴に賭けます。

*1:明確な殺意を持って客の腰と尻を殺しに来てるレベル

*2:あゝ、荒野」2017年10.7前篇/10.21後篇公開