強く生きる

HiGH&LOWと山田裕貴関連用。本業はオタクです。

デメキン完成披露上映会ネタバレ感想

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完成披露行ってきたのでネタバレあり感想です。まずは観た後のTwitterから。

・デメキン完成披露終了 不良ものでもヤンキーものでもなく、エモに次ぐエモな青春物語だった…田んぼしかない景色も、柔らかい福岡弁も、昭和の匂いもダサい特攻服もダサいバイクも全部美学に振った感じ。最後のキラキラのエンドロール、いつまでもみてたい

・デメキン完成披露、何が一番エモいって厚成の親友の正樹と、厚成の彼女のアキちゃん、ほぼほぼおんなじ顔ってとこですよ 厚成、お前なんで親友と同じ顔の女を選んでるんだ~~!!

推し破裏拳ポリマー以来7カ月ぶり今年二度目のヒロインだったな…厚成かわいいが過ぎる~~~

・舞台挨拶は身長と小顔と目の大きさのインフレだった…推しも大概グレープフルーツ大しかない小頭なのに、柳俊太郎くん、まじで顔がグリーンピースぐらいしかない。一人顔が大きく見えた佐田さんも上映後、ロビーでみたらごくごく普通の大きさだったし…何あの小顔地獄…

・デメキン、ほんとずっとキラキラしてて、福岡版ホットロードって感じ…三木監督の画に匹敵するぐらいキラキラしてたよ…

いやー面白かった!もっとアクションとギャグがメインのヤンキー漫画ものかと思ったら完全に青春映画だし、最後に至っては完全にラブストーリーでした。デメキンはおしゃれさをそぎ落としたホットロードです!もちろんわたしはホットロードが大好きです!旧能年玲奈ちゃんのポエミーが過ぎるモノローグがついても全然違和感ない。話も、いちおう筋や山場はあるんだけどそれよりも佐田正樹の思い出を散文的に散りばめましたという印象。ラストの蝉丸との対決もだらっと始まって結構あっさり決着着いてしまうし、それが逆にまあ実際そういうもんだったんだろうな、という気持ちになります。ロケは佐野市でいいんでしょうか?佐野、今もこんな何もないとこが東京のすぐ近くに存在してるのかよ…わたしが育ったクソ田舎もまさしくこの景色だったし、中学校の校庭に卒業生がバイクで乱入とかあったあった!だせー特攻服でのろのろ走る暴走族、いた!暴走族って暴走っていうわりにあんまりスピード出さないんですよね、なんでだ。危ないからか。とにかく全てが震えるほどカッコ悪くて、でもキラキラと美しくて眩しい。ダサいと眩しいは両立する!
光の使い方が好き。夜道を埋め尽くす色とりどりのバイクの光、ラストの謎の倉庫の柔らかなスポットライト、それから朝日。一方でそれが映えそうな景色ながら夕陽の描写はない。源太くんとのタイマンは夕暮れ時っぽかったけどそこは必須要素ではなく、この映画に夕陽のシーンは要らないというセンスが好き。徹夜で喧嘩して、朝日の中をボロボロの格好で肩を組んで歩いてくヤンキーたちは好きですか?大・好・きです!ザムもいいけどアラグレもあるよ!
アクションはまあ普段HiGH&LOWをアホほど観てるとまあ…って感じです。しょうがない。それよりも、ケンカ始める前の威嚇パートがやたら長くて、ヤンキーは人間が動物だった時代の本能を宿しているなとか上級者は無言で砂にする@レベルE*1とか、本当のケンカってこんなんなんだ~ってのが面白かった。佐田さんもしょっちゅう撮影に立ち合ったそうなのできっと実際そうなんでしょうね。ラストの乱闘、全く説明がなく進んでいくとこにHiGH&LOWみを感じました。なんの説明もないけど、いつのまにか正樹と蝉丸のタイマンに持ってくべくここは俺に任せろ!の連鎖になってく少年漫画。好き。
ザム2以降のLDH外の新キャラだと岩永ジョーイくんのブラウンが一番好きで、デメキンでの役も楽しみにしてたんですけど、今回も目立ってたし超回転してた!幽白実写化の際には北神をやってほしい。ミツグ、いいポジションだなあ。あと、大八くんは桑原にしか見えない。冨樫デメキン観て…。健太郎くんの正樹は、挨拶時佐田さんが「芸人向けの試写で健太郎が佐田さん本人に見えた」と後輩に言われたそうなんですが、渡り廊下でミツグとタイマンして、最後に笑うとこがすごく佐田さんに見えて、さっきまさにこんな顔してたで!?って思った。孫ちゃんとの事前インタビューがどれもこれもすごかったので震えてたけど、意外に挨拶時は借りてきた猫みたいでした。緊張してたのかなあ…そのあとのさしめしではやっぱりオラオラしてたので媒体さん入ってると無になるタイプなのかな…鈴◯伸之かよ…。ちなみにさしめしでは健太郎くん彼氏・孫ちゃん彼女で即興芝居してたんですけどあの坊主頭にスーツだったのにちゃんとそこに初デートでテンパリ気味の女の子がいるように見えたし、この女、絶対夜道でどーーんってぶつかって来る系だって確信した。孫すごい。
つぶやいた通り、健太郎くんとアキ役の今田美桜ちゃんのお顔がそっくりなのがめちゃくちゃにエモい。アキちゃんが福のじに来た時に、あれ、目と口の形おんなじでは?って気付いたんですけど、その後の病院で眠る厚成の横で話すシーン、姉弟と言われても信じるぐらいおんなじ顔してて、厚成きさん何おんなじ顔を選んどるんね~~~~~!ってなりました。でも後で今田美桜ちゃんの画像検索してみたら、あれ、あんまり似てない…?なんなのこれ。でも本当に作中だとそっくりなんです。やばい。エモが過ぎる。
山田裕貴について。厚成~~~~!!!声といい顔といい佇まいといい、もう本当に山田裕貴の持ってるものにぴったりの役でした。柔らかい声と柔らかい福岡弁でアホなこと言うのが最高にかわいいんですよ!「なんねこの友好的な空気は!」かわいい。かわいい!LINEスタンプにして!!あと一人蝉丸を闇討ちしにいくところ、その前のガソスタはもうとてつもなくかわいくて孫ちゃんの孫力がマックスだったのに、その後の蝉丸メン殴るところだけ、山田裕貴の声じゃないみたいでこんな声も出せるんだって驚きました。あと今気が付いたけど、確かに蝉丸は厚成にひどいことしたけど、原因作ったの厚成じゃん…こいつ…。でもこの作品みて厚成のこと嫌いになれる人なんている?いません!こういう観た人に愛される役、もっときてくれ。
エンドロール、エモい主題歌とともに正樹と厚成がバイクに乗ってずっと話してるシーンで終わって、まあこれが最の高なんですけども、これにどんな名前を付けたらいいんだろう。もちろんそのまんま呼ぶなら友情であるし、人にプレゼンするならBLとかブロマンスとかを付けることもできる。でも一番ふさわしいのは「初恋」かな。叶うこともなければとうに失われてしまって、後から甘やかに思い出すもの。観客も今はもうないことを知っているから、どうか終わらないでと願ってしまう。正樹は厚成が好きで、厚成は正樹が好きだったんだ。


以下は舞台挨拶で印象に残ったとこなど。

・孫ちゃんは茶系の細身のスーツに濃グレーの襟ぐり浅めクルーネックのインナー。パテントレザーの靴。最高です!一番好きなやつです!!いつもこれでいて!!!!襟ぐりが深い服は誰でも似合うんですよ。浅いのは本当に首が長くて小顔な人でないと似合わないので、首長小顔族に生まれた人は義務として常に襟ぐり浅めクルーネックを着用して地球上の美観の向上に努めてほしい。
・司会は闇金ドッグスで石松役のジェントルさん。生きづらい高い声かわいい~!
・過去のヤンチャエピは?。山「有名な悪童だったのでヤンチャだった。遠足のお菓子300円のところ350円分とか。かば焼き1枚多く持ってくとか。」
・ヤンチャエピ2。健「お母さんとスーパーに行って、お寿司のパックを持っていって買って、みたいな」山「かわいいかよ」山田裕貴、時々語彙がおたくなんだけどなんなの。過去事例:「がんちゃんさん」「(吉沢亮が)スン…ッて立ち上がるところが」
・ヤンチャエピ3。栁「麦チョコを食べていたらおばあちゃんにちょうだいと言われ、ダンゴムシをぎゅっとつぶして渡した。おばあちゃんは食べたあと吐き出していた。息子はなんなの?とお母さんが怒られて、俺が怒られた」おばあちゃんは大事にして!
・孫ちゃんと健太郎くんで佐田さん直伝のヤンキー歩き再現。上手下手からそれぞれ歩いて肩ぶつかってメンチ切り合うところまでやってくれて、非実在ヤンキー好きは死ぬかと思いました。村山ちゃのセリフはよく言ってくれるけど、村山ちゃそんなにヤンキー感ないし、孫のヤンキー演技、初めて生で観たよー!最&高でしかない…!

*1:福のじで厚成がリンチされるとことか。ここだけはバイオレンス描写ダメな人は厳しいかも…

闇金ドッグス7&8発売記念イベント

台風の大雨の中、行ってきました!あまりの土砂降りっぷりに渋谷駅からあの距離をタクったら運転手さんに今日なんかあるの?って聞かれたので、思わず「あ、仕事です」と答えてしまった。まあおしごとですし…。生で坊主頭の孫ちゃん見るのが初めてだったので、どうなるかドキドキしてたんですけど結論から言うと超かわいかったです。超かわいかったです!ちなみにこのエントリをまとめてる現在、さらに二回追い坊主してるんですけど見るたびにかわいいでしかないし、先日、撮影終わりの移動の電車の中でベビー◯ターこぼして無になってる孫ちゃんのお写真がSNSに上がってるのを見た瞬間に、あ、このまま一生坊主でいいし、坊主頭のjpgが欲しいって心の底から思ったので坊主と和解できたみたいです。ありがとうありがとう。おばあちゃん勝ったよ!坊主頭になってから18日目の出来事だったので、わたしという人間は18日間あれば大抵の環境に適応できるということが分かり、いい体験でした。今後Dボ抜けて結婚するときは卒業発表から抜けるまで18日間あけてくれよな!

そんなこんなで今のわたしは間違いなく孫ちゃんの髪型の中で坊主が一番好きな人間になれており、チェキ会に間に合った良かった良かったと胸をなでおろしていたら某誌の抽選に当たったみたいでついに!もさもさ頭のjpgを手に入れました!!!やったーーーーーーーー!それも私服の趣味が全く合わない孫ちゃんの手持ちの中で珍しくわたしも好きな服を着てるやつでした。最高かよ。毎日そのシャツ着てて。やっぱり人間強く生きてるといいことがある。これで心置きなく坊主頭のjpg回収してきます!!

ここからは自分用兼ねたメモ。3部全て参加&話の流れで記憶してるので、もしかしたら話者が違ったり回が違うかもしれません。質疑応答系は回がわかんなくなっちゃったんで下にまとめました。


■1回目
・前回同様某社の会議室にて。なんかイベントできるようにステージとか袖?とかが作られてた。もっと儲けて豪華にしよ?!
・孫ちゃんは赤いキャップに紫のプルオーバーに黒のワイドパンツ、ネイビーのオーバーサイズのロングジャケット。ネイビーベースにオレンジ系の派手な柄が入ったハイテク系スニーカー。つねくんさんはテラコッタカラーの細身のスーツに黒のインナー。好き。この二人はどっちかがだぼっとしたお衣装を交互に着るルールなんです?どっちも細身のスーツで来てよ…途中腕を上げたときにおなかとパンツのロゴが見えて、つねくんさんは〇〇のパンツ履いてるんだ….って思った記憶があるんですがなんだったか忘れてしまいました。腹筋がきれいだったことだけを覚えている…。
・山「(帽子を取りながら)甲子園から来ました、山田裕貴です!」寒 そ う ! 推しが坊主になった時の第一印象は、かわいいでもショックでもなく「寒そう」でした。なんだそりゃ。でもずーっと寒そうに見えるのが気になってしまって、本当に頭から風邪ひきそうで寝るときはあったかくして寝てってずっと考えてました。今も夜寒いと心配になります。おかんかよ。祖母です!
・しばらく坊主いじり「ワンダーボーズ」忠臣が坊主になったらどうする?山「酔った司に寝てる間に刈られちゃったとか」青「それ司殺されるやつじゃないですか」山「いや忠臣はあんまり気にしないと思う、朝起きて鏡みて一瞬あれ?…うん、でそのままみたいな」
・青「今日ジェダイみたいな格好だよね」山(ジェダイが剣を振るポーズ)青「反応が早い!」山「ジェダイみたいって言われてたから…オビワン・毛伸ービ。毛は伸びないですけど」青「うまいな~!」
・初恋の思い出は?山「幼稚園の時、仲良かった子に下駄箱のところで『やまちゃん』と呼び止められてほっぺにキスをされた」P「生々しくない…」山「生いのがいいんすか?!」
・リケジョは好き?青「嫌いじゃない」山「そういう人がいい。星とか解説してほしい」P「じゃあ文系は嫌いってこと?」青「そうは言ってない。多分なんでも好き」山「武家女?はポエムとか言ってほしい。ツイッター見てもらったら分かる通り、僕も結構ポエム言うので」青「やべー女じゃん!」
ツンデレは好き?山「好きじゃない。思ったことは言ってほしい。デレデレがいい。(デレの行動としてつねくんさんの腕をひっぱるしぐさ)」青「人前でそういうのされるのはちょっと…」
・山「他作品に比べて、闇金ドッグスに関するツイートはいいねやRTが伸びなくて悔しい思いをしている。もっと広げていきたい」
・ゲームコーナーは叩いて被ってジャンケンポンをボタン操作で戦うおもちゃ。カチャカチャしてたというよりはお互いスキができるのをじーっと待って、一瞬でカタがついてたっぽい。孫ちゃんの勝ち。罰ゲームは用意されたハロウィン仮装グッズの中から勝者が選んだものを着けて写真を撮り、後でSNSに載せるというもの。赤いキラキラのアクマの角つきカチューシャを選んで青木デビルにされていました。おりぼんみたいでかわいかった!

■2回目
・この回、小さなお子さんを連れた家族連れが参加してて、その後のハイタッチの時に話しているのが聞こえたのですが、どうもお子さんが村山ファンで誕生日プレゼントとして連れてきてもらったらしい。なかなか闇金ものの円盤買ってこんなイベントに参加するのってハードル高いと思うんですけど、子供の好きをかなえてくれるいいお父さんお母さんだなー。
・P「山田くんはセミが嫌いなんだよね?」山「虫全般嫌いなんですけど、特にセミが嫌い。家のドアの前に転がってるセミの横をそーーっと通っても『ミ゛ッッ』てなるので俺も『ア゛ッ』て」P「この部屋に移動する時に話してくれて、ミッが面白かったので拾いたくて」青「忠臣関係ないじゃん」
・青「セミ食べる役きたらどうする?」山「それはもう食べるしか…」P「いいこと聞いたな~」青「でも俺、さそり食べたことありますよ。旅番組の企画で。観念して一気に食べて、その後Pに毒針の部分を俺も食ったんで食べろって。食ってましたよ」P「やっぱやめとくわ」
・ゲームコーナーは黒ヒゲ危機一髪。剣が青と黄色の2種あって先攻の青木さんが青い剣を刺したので、孫ちゃんはじゃあ俺は黄色で・・・と黄色を選んだのに、なぜかその後青木さんも黄色を刺し続けて黄色い剣の数が足りるのか不安になった。青木さんだから青い剣譲ったの、気づいてあげて?!孫ちゃんが負けて、罰ゲームはまんまるのカボチャのついたカチューシャ。一応本人には何を着けられてるか秘密なんですがつねくんさんが途中で「鏡餅」って口走っちゃったせいでバレてました。山「カボチャのチャチャチャか!」

■3回目
・3回目ともなると最初の挨拶も結構ぐだってくる。「今回が初めて参加の方は?」ちらほら挙手「じゃあ新しいトークでがんばっていきましょう」
・この回はP「何も用意せずに来てるから」ということでほぼ全てお客さんからの質疑応答。頼むP!次からは事前に参加者から質問募集しといてくれ!!めっちゃ厳選に厳選を重ねた聞きたいこと送るから!
・青「この間東京国際映画祭に出たときも、闇金ドッグス観てると声をかけられて嬉しかった」P「シッチェスみたいにしばりのある映画祭…闇金映画祭があれば出したい。闇金○シジマくんと闇金ドッグスと…」「闇金○シジマくんが賞とるでしょ」
・山「最近の忠臣は甘いなって思うことがあるので、今度は思いっきりダークな忠臣をやってみたい」
・ゲームコーナーはワニの歯を押して、噛まれたら負けというおもちゃ。*1「これなんて言うんですか」P「さあ…じゃあ名前つけてよ」山「ガブッとワニちゃん」青「ワニ一頭身」「ワニ半頭身かも」ワニ一頭身が今日のMVPでした。次点はオビワン・毛伸ービ。山田裕貴が勝ちましたが結局Pの選定で二人とも仮装させられることに。客席の拍手の大きさでつねくんさん→リボンつき角カチューシャ。孫ちゃん→黒い翼。翼は当然すぐにばれて「ランランランドセルーは、てんてんてんてんしのはーね」をリアクションつきで。坊主もあいまってちくしょうかわいい!

■客席からの質疑応答
・おでんを作ったのはどっち?青「忠臣なわけないでしょ。司でしょ。」山「忠臣が作って、おい、出来たぞって言ってきたらおかしいでしょ」
AMGアウトロームービーユニバースに出ますか?「それは答えられるわけない」P「お客さんからそのワードが出てきたことで満足」山「マー○ルっぽく」
・自分の嫌いなものが好きな役を演じるとしたらどうしますか?山「セミ大好きな少年とか?それはもう俺が嫌いでもその役は好きだと考えるしか」青「このペットボトルがセミだと思って」山「(好きそうにペットボトルを見つめながら)セミ…ミ゛ッ!ア゛ッ!」青「セミ落としてるやん!」
・忠臣さんと司の好きな食べ物・嫌いな食べ物は?山「嫌いな食べ物はセミ」「セミは絶対に嫌い」「好きな食べ物は…武士っぽいし肉、寿司、焼き魚、味噌汁」青「和彫りも入ってるしね」山「?」青「??」山「今入ってないから忘れてた」青「好きな食べ物は…オンナー(↓)」山「じゃあ嫌いな食べ物は男ですか?」青「まあ、そうなるかも」
・須藤呼びから司呼びになったのは?青「須藤って呼んでたっけ?」山「おい、とかだったような」
・二人でお笑いコンビするならどっちがボケ?山「忠臣はボケたことはないから…(会場どっとはらい)カブトムシってさあ…角あるよね」青「忠臣さん、クワガタです」P「コンビ名どうする?」青「(最前の複数人が着てる服を見て)地獄特急便で。ていうかなにそれ」山「…それ僕が吉沢亮からもらったシャツ*2で…その…地獄特急便って最初俺すごくかっこいいねって言ってたんですけど、デリバリーヘル、デリヘルだよって言われて…」青「ごめん、拾った俺が悪かった!」
闇金ドッグスに出て欲しい人は?青「山田孝之さん。波岡さん。」山「これまでの共演者に出てくれってお願いすることもあって、難しいんですけど出たいとは言ってくれて、二階堂ふみちゃんにめっちゃ荒れた役をやってほしい。出てよーって言ったらいいよって。」青「野生爆弾のくっきーさんも。めっちゃおもしろい」山「デメキンの撮影の時、ラーメン食べるシーンで麺を一度机の上に置いて『麺ぶっといな!』って」
・それぞれのタバコの銘柄の理由は?青「司は最初マルボロで、今回アメスピだけど、マルボロはゴールド、アメスピもゴールド、つけてる腕時計もゴールド、なんですよ」山「悪いことしてる人はセッタ吸ってるイメージがあるので。怖い人はセルシオにセッタ、みたいな。」

*1:スーパーイタイワニーというらしい

*2:お互いに服を送りあうという某誌の企画で吉沢くんからもらった地獄特急便と書かれたBE○MSのシャツ。吉沢くんともおそろいらしく、実際にもらったあと何度も着用姿を公開しているので吉沢亮山田裕貴のTO

ずっと好きでいられるという幸運

前回の記事にスターありがとうございます。自分がそういう気持ちでつけることもあるので、元気だしなよってスターだと勝手に思ってます。ありがとうございます!仕事であーってなったときの2大おまじないとして「人を変えるのは不可能、自分が変われ」と唱えるようにしてるので*1、できるなら髪を一晩で生やす魔法の使い手になりたいところですが、ちょっと難しそうなのでとりあえず向こう一ヶ月半、世界で一番坊主頭が好きな人間になることにしました。それなら一番好きな髪型のjpgを手に入れるという願望と矛盾しないやったね!さらに少年院でお勤め中のtdomさんだと思えばいいのでは?という気付きを得たのでわたしは大丈夫です。いや行ったのかどうかしらんけど。大丈夫大丈夫マインドなら丈夫。

別に推しに限った話ではないんですが、こういうときに必ず出るそんなんで降りるなんて本当のファンじゃない主張が嫌いです。生身の人間だけじゃなく二次元でもめちゃくちゃみました。顔ファンじゃない、演技が好きだと主張したいとして、もしそうなら仮に推しの演技が変化して、変化後の演技が好きじゃなかったら当然降りることになると思うんですけど、違うのかな。好きなものの好きなところが失われたら好きじゃなくなるの、当然じゃないですか。それでも好きでいるって余程のドMか、それとも親を人質にでも取られてるのかな…。もしどう変化しても一生好き!って即答できるとしたら、それこそ本当のファンじゃなくない?だってそれ「何でもいい」ってことじゃん!

などと心の狭いことを言いたくなるときは、最近見かけたこれを思い出すことにしました。これは効く。慢って絶対マウントを略して慢だな!

わたしは本当に好きなものに対しては相当粘着質なほうなんですけど、そもそもおたくなので軽率にこれ好き!ってなるものは結構多い。だけど一度好きだと思えたものをずっと好きでいるのって本当に難しい。途中からつまらなくなった、続編がどうしようもなかった、メディア展開が望んだものじゃなかった。もちろん原因は対象だけじゃなくて自分が変わったからというパターンもある。最後まで好きでいられた作品もあって、それは本当にいい出会いだったなあって思うけど、最後まで、っていうことはそう、終わっちゃってるんですよそれ。終わったらさみしいじゃん。ずっとわたしの好きなまま、ずっと続いててよ。だけど、そもそも人間には飽きるという機能が備わっているので、ずっと好きでいるためには変化が必要で、こと物語においてはその最大の変化が「終わる」ということなんじゃないかなって思う。ヅカが最初から終わりを組み込んでいるのもきっと同じことなんだろうな。
推しはフィクションではなく人間だし、素人が客観的にみても一生俳優でいてくれそう・いられそうではある。終わることを常に意識する必要もない(先に自分が終わるのと半々そうだ)これ好き!レベルでなく、本当にはまるとき、自分は沼じゃなく枯れ井戸って言ってるんですけどすこーーーんと一瞬で落ちるので早いんですけど、そういう吸引力のある枯れ井戸に出会えるペースは人より少ないし、年々好きだとか面白いとか感じることが難しくなってきて、ここまで生身の人間にはまれるのは推しが最初で最後だろうなーとは思う。そして、実を言うとわたしは昔の推しはそんなに好きじゃない。今が好きだからその延長で若い!かわいい!とは思うけど、顔つきも演技も今とは全然違ってて、正直好みからはずれる。今のすごい好きな部分と全然変わってないなってところもあるから、いいな、気になるなぐらいにはなったかもしれないけど、それでも今のレベルにはまれるのはどんなに早くても2年前の若頭補佐からだろうな。その2年でも変化はあって、めっちゃ好き!ってのもあればなんじゃこりゃってのもある。正直、めっちゃ好き!のタイミングで止まってくれたらいいのにって考えるときもある。でも人間は変わるし、変わらないとだめだ。そうでないと面白くない。相手も変わるし自分も変わる、変わり方によっては全然違う場所にいっちゃうかもしれない。だからこそ、それが重なったときにすごい幸せになれるんだと思います。


というようなことを考えていたら、2021年も俳優でいたいって話す推しの動画が公開されてました。あと3年とちょっとかー。絶対にその時も好きでいるとはわたしには言えないな。だけど、その時も好きでいれたらいいなって思うし、好きを全うできるお金と時間と体力があるといいなあと思う。後者の方が危なそう。こわい!

*1:ちなみにもうひとつは「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ」山本五十六

ひたすらに推しのjpgが欲しい

愚痴っていうかチェキ券お焚き上げエントリです。

 

推しが髪を切った。死にそう。別に切ったのはいい。強がりでもなんでもなく推しの坊主頭は好きだ。正直中学生みたいで超かわいい。毎朝朝練用と早弁用とおやつ用のお弁当三つとお昼に学食でうどんとカレー食べる用の500円持たせて送り出したいし、昼は学食のおばちゃんとして推しのカレーだけ肉多めに盛ってあげたい。原作のあらすじをうっすら察した時からやるんだろうなーとは思ってたし、最新のインタビューみてもやる気配は超感じてた。だからまあ覚悟はしてたんですけど…っていうかそもそも追っかけてる対象が役者である以上、役作りでどんな髪型がきてもそれはそういうものなんですけど、だけど、手元のこのチェキ券◯枚どーすればいいんですかね?!どうもなにも行くけど!わたしはただただふわふわ頭に細身のスーツのチェキがたくさん欲しかったんですもっと言うとtdomさんの世界に一つしかないjpgが欲しかったんです!!!!!!リリイベ控えてるんだから髪切るなよとかそう言うつもりはもちろんなくてただただ絶望的にタイミングに見放されたつらいよ~~えーんってかんじ。つらい。別に普段から頻繁にチェキ買えるならおっ今度は坊主かやったーってなれたんですけど、過去イベの情報みてもバスツアーでメンバー全員とのお写真撮影があったぐらい?ナ…のイベってちょいちょいやってるけどチェキないんですよね。20代はもう写真集出さないって言ってたし、30代なったからといって出すかどうか分からないし、そうなるともう合法的に推しのjpgを確実に入手できる最後の機会かもしれないわけですあとはもう雑誌の抽選とかになっちゃうし積んだ金額よりそっちのほうが辛いのかも。そっちだなあ。一生に一度しかないならそりゃもー一番好きな髪型で欲しいじゃん。お金は稼げばまた手に入るしお金さえあれば地方には行けるけど、過去には石油王だって行けないんですよ!(おたくの言い訳あるある)じゃあ坊主頭のjpgは要らないの?ってきかれたらいやもう全力で欲しいし!今朝あげてくれた画像めっちゃめちゃかわいいじゃん真っ赤なキャップ最高かよ…素の頭かキャップかもさもさヅラかで選ばせてくんないですかねそうしたらすべてが解決するのに…素とキャップ2枚ずつ撮ってあと全部ヅラにする~!あっ女優帽はいらないんでお帰り下さい。こういう愚痴を言いたくなるのもしんどい。そりゃもー坊主にしない選択肢もあっただろうし、リスクも分かってただろうし、覚悟もいっただろうし、それでも推しがやるって決めたのは普段わたしが推しのめっちゃ好きだなって思えるいろんなところと全部繋がってるってわかるから、心の底から映画期待してるって思いたい。タイミングさえ今じゃなければ全然思えたし、せっかく坊主にしたんだから囚人役とか犯人役とか戦中の話とかそういう仕事めっちゃ詰め込んで!ってわくわくしたかった。ていうかもちろんその気持ちもすごいある。あるんだよ!それなくたって坊主かわいいし。あるけど、でも推しのjpgが欲しいわたしは俳優としての推しに売れてほしいわたしとは全然別の何かだし、わたしの7500円はやっぱり7500円なんだ。そもそもこの界隈当たり前のようにある3冊券とか5冊券っておかしいじゃないですか二次元のおたく商品だって店舗別特典とか抽選でイベ参加とか実質複数購入させる施策だらけですけど、それでも同じ店で同じ漫画3冊買ったら特典、とかないですよ。正直写真集1冊にチェキ券つけて7500円でいい。普通写真集は一人一冊あればいい。せいぜい2冊。もちろんそうやって部数稼いで初版○万部!重版出来!とかやりたいの、わかる。推しと出版社と書店が儲かっておたくはjpg手に入れてみんな幸せなんだから文句はないです。でもやっぱり写真集3冊売るって正攻法じゃない。そこは「おたくの必死さ」に値段付けて売ってるんだから、必死なおたくとして愚痴ぐらい言いたい。手放しで全肯定しないのは本当のファンじゃないみたいな空気な!わたしファンやってるつもりないんで安心して~~~~~自己自認としてはわたしは推しの客かつtdomさんのドリ女です。客としてどういう気持ちかっていうと前日までの仕事がすごい大変で朝まで撮影してお肌も髪もぼろっぼろのよれよれの状態でチェキ会来る、みたいのが一番近いのかな。そりゃもー本業優先はしゃあないししゃあないんだけど、スケジュールもうちょいなんとかできなかったの?っていう。短髪に合わせてカジュアル寄りのお衣装になりそうなのも心配。スーツで来てスーツで。あと短くしたから余計ドライヤーかけないと思うと推しの頭皮とキューティクルが心配。これから寒くなるのに頭から風邪ひかないかも心配。おかんかよ。祖母です!ここまで書いて大分昇華できてきたんでもう言いません。でも毎日楽しく推し事するには愚痴は発生した瞬間に吐き出さないとだめだと思うんで。ブログやっててよかった!明日からは坊主頭の推しにやってほしい役のことでも考えて生きる。このブログそういえば強く生きるってタイトルだった!つよく、つよく、つよく、つよく生きろーーーーーー!!!(この後死ぬ)

あゝ荒野後編初日感想+ymd記事あれこれ

ついに後編が公開されました!やっと周りと感想話せる。めっちゃ話したい。わたしの友人知人は早く観てください。後編開始とともに前編終了のところが多いんですが、池袋シネマロサとテアトル梅田はまだ前編もやるようです。あとは前編自体11月や12月から始まるミニシアターもちらほらあるっぽい。本当に何度観ても2時間半×2本を一瞬に感じる熱量のある映画なので気になってる方、映画好きな方はぜひ観て欲しい強い映画*1です。前編公開後、前後編一気見したときの感想をサーチエンジンから読みに来ていただいている方が結構いるようなので、きっと今日もたどりついてくれる人増えるはず!という期待をこめて推し(裕二役の山田裕貴さんをイマジナリー孫として応援しています)の記事を書きます。感想だと思った?残念!ダイマでしたー!!ごり押しおたくでごめんな!下の方に初日の感想を書きました。過去の割と本編の感想中心のやつ↓

あゝ荒野 前編&後編ネタバレ感想
あゝ荒野前編完成披露試写会(ネタバレ感想)
最近の推し事メモ

 

otekomachi.yomiuri.co.jpめっちゃ良かった記事。他の記事と毛色が違うなっていうか、いつもよりもう一歩踏み込んだ語り口ですよね。インタビュワーさんありがとうございます!裕二役、ほんともぎ取れてよかったなあ…推しがめっちゃ面白い作品でめっちゃいい役してるって満足感すごくないですか?すごい!満足感っていうか、生きてく上でまだまだ私の知らないめちゃくちゃに面白い娯楽あったんだな人生楽しー!みたいな。心底好きだと思える一人の人間が良い仕事してどんどん売れてくの見てるの超たのしい。もっと見たことないものをみせてくれ。
わたしは「作品」に関しては、時間と代価を払って入っている以上、客として言いたいこと言う権利あると思ってるので好きなように書き散らしてるんですけど、俳優本人が話してることは本人のことなんで、もちろん感じることはあれこれあるんですけどあんまりそれに対して何かアウトプットしたいとは思わないんですよね。ただこの記事の、世間ではまだキラキライケメン枠扱いってのは嘘だろ承太郎っていいたい。どこ情報だ。本人が言うなら実感としてそうなんだろうけど…わたしの周り、昔から知ってる人も含めてその枠でとらえてる人いないですし。はいろー界隈だとアクションもできるゴリゴリのカメレオン俳優、みたいなポジションですよね。みんなおたくだからかな…でもキラキラというほど親しみやすさないと思う。おたくのお孫さん、顔はいいけど目が怖いってよく言われます!
お写真は初日舞台挨拶のですが、このお衣装で出てきたのを見た瞬間、あまりのわけわからなさにひっくり返りそうになりました。トモゲ関西挨拶時のかえる君以来半年ぶり2回目。イッセ○ミ○ケなんだ…お、おう…正直どてらかと思いました!(美的感覚の欠如)

 

natalie.muこっちはお衣装も好き!くるくる頭と合っててかわいい!ろくろ回してるのもかわいい!

 

www.cinemacafe.net不良×青春×友情×エモい主題歌という点ではあゝ荒野と共通項ありそうな「デメキン」。京都の先行観にいけなかったんですけど評判いいみたいでめっちゃ楽しみにしてます。しかしこの記事内のバイクに座ってるお写真↓がかわいい過ぎて逆に困惑しました。かわいいっていうか可憐…だな…?乃…のセンター立てるよ。

http://www.cinemacafe.net/imgs/ogp_f/351172.jpg

 

natalie.muAMGさんーーーーー!!!!!もう口座番号とPW教えるから好きに使ってくれ。ロフトプラスワンでイケタニマサオトークショー開いてください。もちろん登壇者にドリンクおごれるシステムでお願いします。孫ちゃんが年内あと4本公開あるとつぶやいていて、あと1本が不明なんですけどこれだと期待するぞ?!

 

 キラキラっていうよりピカピカしてる。ピカピカの中学二年生。

 

mdpr.jp

natalie.mu

今日の記事から、安定のお写真がいいモデルプレスさんと、最近必ずタイトルに孫ちゃんの名前を入れてくれる映画ナタリーさん。

という訳であゝ荒野後編の話をします。こっからはネタバレありです。せめて8:40の回で観たかったんですけど8:00の回しかとれなくて、朝6時代の電車で新ピカ出勤して観てきました。でも「今夜」の生歌披露もあって早起きした甲斐がありましたね…!
初見直後の感想が一番自分でもしっくりくるというか、後から書くと言いたいことが増えてくる分一番言いたいことがぼやけてしまうし、なんか言葉をこねくり回しちゃった感が出るので基本的には前書いた記事で全部なんですけど、今回新たに気付いたこととしては、新次裕二戦はなぜか初見より長く感じ、逆に新次バリカン戦は短く感じました。なんでだろ~でも推しの顔面ボコボコ状態のマックスはこれぐらいって心構えができてたのでその分落ち着いて観れたのかも。初見の時はまったく記憶に残っていなかったんですけど、新次裕二戦の判定が出た後、黙って笑って新次の肩をぽんぽんする裕二に対して「お前これでいいのかよ!これで終わりでいいのかよ!!」ってぶちきれるんですけど、インタビューで「台本にはリュウキ先輩に頭を下げるとあるだけ」という話を読んでいたので、いやこの後リング降りて先輩に頭下げろって台本に書いてあるから、だから降りるだけで、そうでなければ全然終わりじゃねーしまだ全然やれるわ!!!!ってキレ返したくなりました。モンペかよ。なるべくフラットに観ようと思っていたんですけど、やっぱり本人が普段話してることとか自分が推しに対して考えていることと重ねてしまうし、それがいい方に振れているのならもう良しとしよって決めました。これで終わりでぜんぜんよくないし、納得もしていないし、悔しくてしょうがないけど、でもちゃんとプロのスポーツマンらしくちゃんとリングを降りていったのが裕二でも山田裕貴でも、どっちでもその両方でもそれでいいじゃんって。
あとすみません!前回、バリカンのカウントが原作89で終わっているのに対して、映画は90に到達してるって書いたんですけど、よくよくきいたら「はちじゅう・・・きゅう・・・」で終わっていました。多分最後のを90だと聞き間違えた。原作と同じでしたねー。でもやっぱり最後は原作とは違うはずというのは変わらなかったです。そういえば前編の舞台挨拶のときのYES/NOコーナーで、続編に参加したいか?10年後の彼らの話は?という設問に対して、ユースケが「まだ言えないけど、一人(バリカン)いなくなるから続編は無理」と話をして、監督と菅田くんがお、おう…みたいな雰囲気になってたんですよね。あの反応を見た印象では、どちらとも取れるではなく、明確にあの死亡診断書は建夫なんだなって確信したんですけど、それで合ってるとするとユースケはどういうことなの…サークルの飲み会、一人だけ教えてもらってないとかそういうやつなの…。

舞台挨拶で印象に残ったことなど。
・菅「当初監督もボクシングやるという話だったのに、このおっさんやってねえな?ということに気が付いて。トレーナーさんに聞いたら、始めはしたけど、すぐに『これ以上やったら辛さがわかってしまうから、撮影時も早めにカットをかけてしまうかもしれない』とやめたと。試合の撮影時、メイクさんたちもみんな泣いてて壮絶な現場だったのに監督ただ一人鬼でいてくれた。監督に拍手」
・監督「新宿の夜景や遠景は新宿ピカデリーの屋上から撮影した。公開が決まっていたので。通常屋上は入れないが、ここだと思って観て欲しい」
・主題歌のBRAHMANTOSHI-LOWさん(りょうの旦那さんって今始めて知った!)も登壇してたんですが、「自分は音楽とバンドが世界一かっこいいと思ってこれまで来てるので、映画というものを手放しで認められないんですが」と話し始めてたのがすげーいいなって思いました。わたしもそうありたいです。良い悪いの物差しは正確にしておきつつも「好き」とか「かっこいい」に全振りでいたい。

*1:万人に勧められる映画かというとちょっとそれは躊躇われなくもないので「強い」が一番しっくりくる

俺の考えた最強のHiGH&LOWアンソロジーを作ってくれ

DVD付きクラロー*1単行本が発売されましたね。なぜか10月25日発売のマイティスピンオフと同梱で注文してしまい、さらに軒並み完売なのでキャンセルして再注文も出来ず、やたら山田裕貴のアフレコがうまいらしいという評判をぐぎぎと眺めつつあと1週間座して待つ所存です。で、クラローなんですけど、どうにも鬼邪高が解釈違いです。しかし雨宮兄弟は萌える、めっちゃ萌える!多分なんらかの解釈の逆転が存在してるけど(察して)超萌えるし、雨宮だけ描いててほしい。だったらいっそLDHマネーの力でチームごとに別の作家に描いて貰えばいいんじゃね?ということで俺の考えた最高で最強のはいろーアンソロジーを聞いてください。ちなみにCLAMP先生で一番好きな作品は東京BABYLONです。未だにおシャネル様の口紅をみると魔法陣描きたくなります。敬称略・カッコ内は参考用に代表作。
 

山王連合会
高河ゆん(LOVERESS)
White Rascals&DOUGHT
沙村広明(無限の住人
鬼邪高校
西森博之今日から俺は!)
RudeBoys
あずまきよひこあずまんが大王よつばと!
達磨一家
高橋ツトム地雷震
ムゲン
王欣太蒼天航路
雨宮兄弟
CLAMPカードキャプターさくら
MIGHTY WARRIORS
大友克洋AKIRA)
苺美留狂
水沢悦子(花のズボラ飯
九龍グループ
弘兼憲史課長島耕作

付録ポスター
いらすと屋

 

スモーキー≒おーさか感。あと王欣太せんせいの九十九さんが死ぬほどみたい。

*1:CLAMP版HiGH&LOWの意

後輩がデスノートミュージカルを観た話

前回の王家の紋章を観た友人デスノミュを観て、1万字超の感想が届いたので載せます。お前こんだけ書いてわたししか読まないとか損失だろ…。ソワレ観た後、本人と飲んだ(22:30から焼き鳥を14本づつ食べる我ら)のですが、幕間の時点から興奮気味の感想が届いててわたしも俄然観たくなりました、が、楽の前日だったし翌日予定あってどうしようもできず。観るのおせーよ。とりあえずWOWWOWでやるらしいので、その月は視聴料払うつもりです。小池徹平といえば数少ない遭遇したことのある芸能人なのですが銀座の○イオンの大きなビヤホールの中で一人だけ後光というか上から光が差してて最後の晩餐みたいだなーと思った記憶があるのですが、最後の晩餐ってめっちゃLみありますね。

なお、文中の「先輩」はわたし、「A先輩」はわたしと友人共通の先輩(観劇おたく)のことです。ちなみに盆が回らないヅカといえば邪馬台国の風(ムラ版)が記憶に新しいですが、東京版では盆1.5回転ほどと盟神探湯を説明する歌を始めとする補足が追加されたことにより、ムラ版にあった謎のグルーヴ感が失われただのつまらない何かになっていました。寂しい~~~最後、みりおちゃんが銀橋からハケる方式に変更されたため、やっぱり幕が下りてるのに気付かなかったのと、奇跡だズンドコは変わらず面白かったです。

 

ここから先は個人の感想です。感想には個人差があります。(友人につけてって言われたのでつけます。)

 

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デスノートミュージカルが良かったので感想を言いたい!
当日は混乱してたので、デスミュまじ良かった!!以外のセリフが言えないゴリラみたいになってて本気ですみませんでした。ゴリラなんだからドラミングとかで感情を伝えるべきであったのに、そこまでできなかったことを深く反省しているところであります。
ただ、なんか言いたいことはある。ありまくるんですけど、上手く言語化できないというか、正直今でもできてないんですけど、言えることはただただ小池徹平が良かったという点に尽きる…ほんとそこ……
書いてて思ったのは、新鮮な衝動のあるうちに書いておかないと書きたいことが余計まとまらないということですかね。勢いに任せて書きなぐるくらいが一番良いんだろうなぁ。
とりあえずどこから話したら良いのかわからないので、思いつくまま書きます。とっ散らかってるのは許して。あと先輩がデスノ読んだことある前提で書きますけど、読んだことありますよね?読んだことなかったらすみません。検索しながら読んで。

★舞台の使い方について
舞台の使い方がとても良かったと思います。
セットはかなりシンプルだったんですが、おそらく元からある装置を使った演出が上手い。
オープニングの曲「正義はどこに」が凄く良かったんですが、曲に合わせてスタイリッシュに盆が回ったのを観て、この舞台は面白いやつだ!と確信しました。
私は観劇は宝塚メインではあるものの、ヅカオタなんてランクには到底達しない、観劇歴だけは初心者からは脱したくらいのレベルの単なる「宝塚好きな人」くらいの人間で、そんな程度の私が偉そうには言えないんですけど、それでも私の宝塚観劇経験から得た法則が一つありまして、それは「宝塚では、盆が回らない舞台は面白くない」ってことです。
宝塚以外の舞台に関してはおそらくその限りじゃないですし、そもそも盆自体がないこともあると思いますが、それでも宝塚に限って言えば、盆が回らない舞台は本気で面白くないです。
そりゃもちろん盆が回っててもつまらない舞台なんて山ほどあります。宝塚って打率わりと低いし…。ただ、この盆が回らない舞台はつまらないという法則に関しては、別に盆が回るという現象が重要なわけじゃないと思っています。
おそらく、存在している装置をしっかり活かしている舞台が面白いのであり、恵まれた装置があってもそれを活かしきれていない舞台はつまらないという理由かなと考えています。
あと今回初めて国立劇場に行ったんですが(傾斜がしっかりあるのか、前の席があまり視界の邪魔をしない見やすい劇場で感動しました)、国立劇場中ホールにはエプロンステージがあるんですよね。このエプロンステージの形がわりと宝塚の銀橋に似てたのでちょっと驚きました。
似てても、宝塚の銀橋とは中央部分が途切れていることが大きな違いなんですが…。つまり、Tの横棒がカーブした形なものが二本分左右対照についていて、半円に近い形を描いているんです。
ここのエプロンステージ、足元の床全体が発光する仕組みになってるみたいで、途中でエプロンステージの左右にそれぞれ月とLが出てきて歌うところで床が光ってる演出がこれまた超カッコ良くて痺れました…宝塚の銀橋は縁に電球がついてるから、アウトラインは光るんですけど床は光らないじゃないですかー。宝塚も一刻も早く床全体を光らせるべき。確信します。早く工事して直して。早く!!

★【レム】濱田めぐみさんについて
そもそもデスミュを観に行こうとした理由が濱田めぐみさんを観たいことだったわけです。今年観た王家の紋章の濱田さんがほんと良かったので、濱田さんが出るならもう観るしかないって思ったんですよね。デスノなら原作も読んでたから敷居も低めかなと…。
それに、わざわざ濱田さんみたいに主演経験が豊富なベテランをキャストに起用しているのに、その役がレムっていうのがまた期待を煽るじゃないですか!レムなんて、重要といえば重要なキャラですけど、ミュになる上でそんなに歌わせる必要があるとは思えないし、全く歌えない役者さんを起用しても問題なかったと思うんです。でもそこで濱田さんですよ!これは期待しちゃいますよね。
そんなわけで濱田さんについては期待しかしていなくって、逆に期待が膨らみすぎて実際観た時にがっかりするんじゃないかと心配をしていたレベル(ちなみに私の中ではハイローにも同じ現象が生じてました…レッレの時もザム2の時も)だったんですが、そんなことはもちろん杞憂で、濱田さんは超良かったです!!!
歌の上手さが極まっていらっしゃいまして、途中、何度「濱田さんは日本ミュージカル界の至宝やでぇ…」と思ったことか!(感極まると時々エセ関西弁になることをお許しください!)
レムは登場がかなり早くて、Lやミサより出番が早かったです。登場した場面では、リュークと共に登場して、二人(人じゃないけど)で銀橋(仮)に横たわり、くっちゃべっりながら歌を歌うんですが、そこの歌がまた最高に良くて、人間って寝っ転がりながらでもあんなに上手く歌を歌えるんだな……ってところに感動しました。どれだけの鍛錬を積んで腹筋とかを鍛えればあぁなれるのか…。そして役柄的に死神なので、歌唱力が人間離れしてるところがまた死神という存在としての説得力がありました。
声の張りとか声量とか表現力とか、もう常に想像の上を行ってくれていて、素晴らしいとかそんな単純な言葉では言い表せないです。濱田さん現代日本に生まれてきてくれてありがとうありがとう。ほんと尊い。これからも応援します…!!

★【弥海砂唯月ふうかさんについて
唯月さん、最近よく舞台で見かける人だと思うのですが、これまであまり意識したことがなく、今回初めてしっかり認識しました。
印象としては、なんかすごいアニメ声だな…だったんですけど、観てる途中に気付いたんですが、ミサ役なのでわざとアニメ声を作ってる可能性もありますよね…?どうなんだろう。今の時点じゃ審議不可能なので、次に別の役で見かける時まで保留ですかねー。顔が可愛いし歌も上手なので、きっとこれからも一線で活躍する人なんだと思います。
でもJ-POP系の歌手活動の経験があるからか、あまりミュージカル歌唱!ってわけじゃないんですよね~。私は結局のところ、いかにもなミュージカル歌唱が好きなので、J-POP系から来たっぽい歌い方をあまり評価できないんだなって…もちろん単なる個人的な好みなんで文句を言うつもりはないです。浦井さんにもJ-POP系歌唱を感じますし。
役柄としては、ミサは死神二人(人じゃ略)の運命を狂わす魔性の女なわけですが、原作も含めて、死神はミサのどこに惹かれるんですかね…?死神にだけやたら効力のあるフェロモンでも出してるのかなぁ。それか、死神にだけほっとけないと思わせるオーラを持ってるとか。原作の通りミサ本人は月くん一筋なんで、そこがまた魔性感ある。
そういえばミュの話には関係ないですが、例の藤原竜也が月をやっていた映画版、ミサ役は戸田恵梨香だったじゃないですかー。私、ミサにそこまで思い入れがあるつもりじゃなかったんですけど、当時から戸田恵梨香のミサに対しては異論がありまくりだったんですよ。
戸田恵梨香は疑う余地なく美人だし、演技にも文句があったわけじゃないんですが、何が気に入らなかったかって、原作のミサは体つきが案外肉感的というか肉付きが良いんですよ!でも戸田恵梨香は細すぎる…。あんな体、ミサじゃないから!!あと10キロ太って出直しな!!!!って思ってました。ミサの魅力はあの肉付きなのに、スタッフは何もわかっちゃいねぇよ。その点唯月さんは戸田恵梨香よりは肉感あったかな。十分以上に細いんですけどね。
ミュのミサに対するこだわりを感じたのは、拘束されたミサのお衣装の靴下が、片方脱げてたんだか左右の長さが違ったんだか(背景の小池徹平に気を取られるあまり、ミサに注意を払えなかった)で、左右非対称になってたところです。原作にもそんなシーンがあったのかな…あのこだわりを見るに、多分原作の再現なのではと思うのですが、原作の記憶が残念ながらおぼろげなのでわからなかったです。確認したい。
他に特筆すべき点としては、悔しいことにミサのお衣装が安っぽかったことですかね~。ミサと言えばゴス系(?)パンクの服装だと思いますし、そこはちゃんと再現されていましたが、スカートとかやたらテカテカピカピカしてた…。世の舞台の衣装に宝塚のクオリティを求めてるわけじゃないと言いつつも、どうしても比較してしまうのが人の性ですよね…反省する。
宝塚の衣装って、実物を間近で見ると相当ショボかったりするんですが、舞台上で見るとちゃんと高級感凄いですよね?多分、宝塚ではデザインや布地の選択、ライトの加減とか様々な要因を複合したノウハウを独自に蓄積した結果、今のクオリティがあると思うんで、他の舞台ではそんな感じにいかないことは理解しますけど、あまりに安っぽいのはちょっと萎えてしまう…。
少し前、全く別の作品のコスプレ衣装を流用した2.5の舞台がやや炎上してましたけど、予算とかの都合で衣装に力を入れられないことって多いのかなぁ。できることならある程度衣装もこだわってほしいと思ってしまうんですが。ましてやデスミュはチケット安くないし。

★【夜神総一郎別所哲也さんについて
お父さん超カッコいい!!!!結婚して!!!!
しっかり原作通りの生真面目そうな感じで、今にもテレビ局にトラックで突入していきそうだったのが良かった。トラック芸があればなお良かったですが、それを求めるのはさすがに酷だろうというか…。
私、原作だと好きなキャラはお父さん・ワタリ・メロなんで、お父さんに対しては一家言あるつもりですが、特に文句のつけどころがなかった。凄くカッコよかったですもん…今すぐ婚姻届を出したいかな?って思った程度の欲求はあります。
そういえば、これは別所さんご本人にも役柄にも何の関係もないのですが、帰宅した後、母に「デスノートのミュージカルって役所広司が出てるんでしょ?」って言われて、「いや…役所広司じゃなくて別所哲也……」ってなったんですけど、私も観劇中に「別所哲也役所広司ってなんとなく似てるな(名前が)」って思っていたところだったので、やっぱり親子って思考回路が似るんだなって思って笑えました。

★【リューク石井一孝さんについて
メインキャストのうち、お父さんとリューク粧裕の三人は初演と役者さんが違ってるんですよね。リューク役は初演は吉田鋼太郎さんだったようです。終演後、CDを買ったんですが、CDは初演の収録なので、CDを聞いても私が見たお父さんや粧裕リュークじゃないことがもどかしい。
リュークは自由な雰囲気がとてもリュークで良かったです。ほんと、楽しそうで良かった。
観劇中に気になったこととしては、やたらリュークの口の中が赤い気がしたんですけど、口の中を染めてたのかな…?
今どきの子にそういう体験があるのかわからないですけど、私たちの世代って、小学校時代とかに歯のみがき残しを把握するために、みがき残しがあるところを赤紫色に着色する何かを口に入れた経験ってありません??リュークを見て真っ先に思い出したのはその口の中を染める何かの存在なんですけど…。
実際あそこまで口の中が赤い人間は存在しないと思うので、何かしてたんじゃないかと予想しているのですが。

★【L】小池徹平について
で、ここから本題の小池徹平の話なんですけどね!?なんか言いたいこと纏まらなさすぎて困る。書きながら纏まるかと思ってたのに、ここまで書いてきても全く纏まる気配がなかった。でもこれから書きながら考える。ここからメインというかサビなので、目をものすごく見開きながら読んでもらえると嬉しいです。

デスノートが舞台化するっていうチラシを最初に見た時、今更デスノート2.5次元舞台が流行ってるからやるのかな?って思ったことを覚えています。
かなり最初から(初報から?)作曲がワイルドホーンさんだってことは宣伝されてて、そりゃワイルドホーン作曲なら音楽は間違いないだろうけど、こんな2.5くずれ(すみませんでした!)にワイルドホーン呼んでくるとか相当な浪費だなぁとか失礼な感想を持ったような記憶がうっすらありますし…。
で、キャストについても、浦井さんあたりはかなり想定の範囲内で、そうだよねー、浦井さんや柿澤さんなら歌唱力的にもビジュアル的にも安心安定じゃん?くらいに思ったんですけど、Lが小池徹平なのにはかなり驚いた記憶があります。
小池徹平のことはそんなによく知らないんですが、知らないながらもめっちゃ可愛い、下手したら女の子よりよっぽど可愛い顔してるキラキラした人、ってイメージしかなかったので、Lみたいに見た目キラキラとは程遠いキャラとかやれなくない?大丈夫??と思いました。
それに歌のことも心配してました。小池徹平ウエンツ瑛士でユニットを組んで歌手活動をしてたことくらいは一般常識として知ってましたけど、正直その程度の超超基本的な知識以外持ってなくて、歌手としての歌を聴いたことがあるわけでもなく、どんな感じで歌う人なのか全然想像もついてなくて、ただきっといかにもなアイドル歌唱なんだろうな、くらいのぼんやりした勝手なイメージしか持ってなかったんですよね。
でも実際に小池徹平が出てきた瞬間、そんな曖昧な不安は吹き飛びました。思わず前のめりになりそうな自分を押さえるのが大変だったんですよ。
Lが登場する時、謎のソロ曲「ゲームの始まり」を歌うんですけど、そこを観た瞬間、なんかもうわけがわからない、ぶん殴られたような衝撃を受けました。しかもなぜか前からじゃなく横からぶん殴られた感覚だった。これは座席が隅の方だったことが理由かもしれない。
曲はちょっと変な曲なんですけど、なんとなくこれと似た雰囲気の曲、前に聞いたことあるような…??→あ、「データは嘘をつかないよ」(テニミュ乾のソロ曲)だ!!!っていうのを脳内で0.5秒くらいで処理したことが自覚できたのが本当面白かった。
この感覚、万人にあるものなのかわからないんですが、私の場合、自分の感性に合った面白いものを観ると、脳がフル回転するのか、これまで忘れかけていたものを次々に思い出してくるんですよね。データは嘘をつかないよのことも、思い出したのはたぶん数年ぶりです…。
ついでに月にアナウンサーやってる彼女いたな…みたいなこととか、デスノ連載当時にはやたらデスノコラが流行ってて、月がお笑い芸人を目指すやつが凄く面白かったなってこととかも思い出しまして、懐かしい気持ちに浸ったり小池徹平にぶん殴られたりと忙しかった。動悸が止まりませんでしたし。
そういえばこのお笑いのデスノコラ、おそらく相当有名なやつだと思うんですが、月がボケ希望なのでツッコミの相方を探すけどなかなか見つからなくて…みたいな、数作に渡る大作だったんですけど知ってます??別に本題に何の関係もないから知らなくても問題もないんですけど、普通に面白いから知らないなら検索などして知ってほしい。

話を戻します。私の事前の思い込みとして、勝手に小池徹平はLに雰囲気が合わないミスキャストって決めつけてたんですが、実物を観たらどこからどう見てもちゃんとLで、むしろ小池徹平以外の誰がLやれるの…??ってくらいにもう全てがLでした。ものすごい勢いで掌を返しまくってしまい、あわや手首を捻挫するところでしたね。
実際にLをやってる小池徹平を観て思い出したのが「ガラスの仮面」の二人の王女のところでして、あそこでマヤがアルディス役に指名されて、でもマヤは絶対オリゲルドの雰囲気だからアルディスなんてひどいミスキャスト!マヤにアルディスが演じられるはずない!!みたいに言われるところがあるじゃないですか。でもそこでマヤ(と亜弓様も)は前評判を吹き飛ばしてこれ以上ないアルディスとオリゲルドを演じきるわけですけど、今回の小池徹平が私の中で完全にマヤだなって……ミスキャストって思ってたのは私だけかもしれませんけど。でも本当に申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

ただ、小池徹平について、観劇当日は何がここまで私の感覚をぶん殴ってきたのか本気で理解できなくて、あまりの理解のできなさに混乱しながら通勤中とかにデスミュCDを聞きまくっていたら、天啓のように閃いたんです。私は当日、小池徹平の声が予想してた感じと違ったことに驚いたんだってことに!!!
思い返してみれば、私は小池徹平の声を全く知らなかったんですよ。ウエンツの声はちゃんと認識できていて脳内で再生できますし、脳内再生した声も実際の本人の声に相当近い自信がありますが、小池徹平の声はほとんど聞いたことがなかったように思います。(ここまで書いておいて先輩が小池徹平の声をよく知っていたらちょっと恥ずかしいんですけど、とりあえず私と同レベルの知識しかない前提で話を進めますね)
小池徹平、思ったよりも声が可愛くないんですよ!!!ここ、褒めてるんでよろしくお願いしますね??ほんと可愛くないんですよーーーー!!!!!!!!(←褒めてます!!!!!!!!)
なぜ人間は可愛い顔の人を見ると、声も可愛いことを期待してしまうのだろうか。顔が可愛いからといって、声帯が顔に合わせてセッティングされてるわけじゃないんだから、顔が可愛くても声が可愛くない人だってたくさんいるはずなのに(逆もまたしかり)、でも人間の心理として、なんとなく可愛い顔には可愛い声が付随してくることを期待してしまいません??
おそらく小池徹平は、普段の話し声はちゃんと顔に合った可愛めの声質だと思うんですよ。歌わずにLのセリフを喋ってる時はやや高めの、可愛い声でしたし。もちろんそこはちゃんと可愛いながらもLっぽい発声だったのでそこも好感度ダダ上がりだったんですが、それでも歌う時の声が全然可愛くない。ちょっと少しざらっとした、やや金属質な声質で、本当に最高に好みでした。
小池徹平はしっかりJ-POP歌手としての活動履歴がある人だから、ミュージカル的な歌い方がたどたどしかったとしてもやむなしかな(上から目線)、みたいな感覚を持ってしまっていたんですが、歌い方がちゃんとミュージカルしてて、そこにも感心しました。
声量も凄くて、ちゃんとお腹から声が出てた!Lは常に猫背なキャラだから小池徹平もずっと猫背なんですけど、あの猫背のまま凄い声量出してくるからびっくりでしたし。
あと、月役の浦井さんの歌声がかなりJ-POP歌唱に寄った発声なのに比べて、小池徹平の声はJ-POPともミュージカルともつかない中庸な雰囲気の発声と歌い方で、そこのアンバランスな感じというかちょっと不安定にも思える雰囲気が最高に良かった。

昨年、1789って舞台を帝劇とかでやってたんですが、その主演がダブルキャスト小池徹平加藤和樹だったんです。私は先輩も知ってのとおり割と加藤和樹のことが好きだから1789は加藤和樹で観たし、小池徹平を観たいと思う理由は特になかったのもあって感想をノーマークすぎて知らなかったんですが、A先輩から1789の舞台は歌を聞きたいなら小池徹平って言われてたらしいことを教えてもらいました。私は加藤和樹もちゃんと歌えてる(2.5経由の人としては相当上手いのでは)と思ってたので、加藤和樹と比べて断然良いって言われてるとは思ってなかった……。加藤和樹頑張って??
そういえば、私加藤和樹の何が好きって声質が一番好きなんですよね~。鼻にかかった低すぎない良い声だと思っています。声だけで加藤和樹と判定できるくらい特徴あるし。ただ、さっきから加藤和樹小池徹平に対して全く同じこと(声が好き)を言ってる気がする…別に声にこだわっているつもりは特になかったのに、改めて自覚すると面白いですね。

あえて小池徹平Lに文句をつけるなら、月と並ぶとかなり小柄だったくらいでしょうか。原作だとこの二人はあまり体格が違わなかったと思うんですが、月役の浦井さんが180超なのに比べて小池徹平は170ないし…ただ、擁護するわけじゃないですけどLって私の中ではそこまで身長高いイメージがないので、小柄でもそこまで違和感なかったです。
あ、最後にここまで書いておいて何なんですけど、小池徹平のことは呼び捨てにしていてすみません。言い訳ですけど、なんかテレビで見かける人のことは呼び捨てにしてしまいがちな気がする…。今更「さん」付けで呼んでも遅いんで訂正しませんけど。

★【夜神月浦井健治さんについて
浦井さん、王家の紋章でも主演してましたしミュージカルに引っ張りだこですね。たぶん今、ものすごく忙しいのでは…
歌の歌い方は王家の紋章の感想でも言った通り、なんかJ-POP歌唱の面影のある歌い方で、別に嫌いじゃないんですけど、この歌い方に受けるJ-POPの面影ってどこに起因するんだろうなって観ながら考えてしまいました。
今年の5月頭にロマンシング・サ・ガの舞台(サガステと略すらしい)を観た時、新垣里沙がメインキャストで出てたんですが、そこでの新垣里沙の歌い方が完全にJ-POP出の人のそれでして…。どんな歌い方かを言葉で説明するのは難しいですが、なんか皆、声を出す時の力み方というか力を入れる場所?力の入れ方?が似てる気がするんですよね……。新垣里沙と比べたら浦井さんや唯月さんはもっとミュージカルに寄った歌い方なんですけど。
ちなみにこのサガステ、もの凄く歌が上手な方が出ていてびっくりしたんですが、終演後にパンフを見たら東京藝大卒業後四季に入団して主演とかもしていた方だったので、そりゃ上手いわなって思いました。
浦井さんは月の狂気を上手く、やりすぎない程度に表現していて良かった。狂気の演技って演じる側としてはやりがいあって面白そうだなと思うんですけど、真剣にやりすぎて客席を巻き込めないとなんか面白い感じになってしまいがちじゃないですか。そこの匙加減がとても良くて、あ、こいつヤバい奴だな…ってことを違和感なく表現していました。
キャラ造形としては、妹とのシーンを見るに、原作よりもう少し一般人寄りな雰囲気かな?部屋に入られて慌てるところとか、普通の男子高校生っぽかった。
そういえば二幕で原作にもあったように月とLがテニスするシーンがあるんですけど、普通にテニミュ思い出しましたよね。同じこと言ってる人が私の他にも何万人といるでしょうが。このシーン、普通に動きとか歌とか大変そうだったので、途中から心配になりました。

夜神月について
さっきまでは役者さんについてですが、次はキャラクターについてです。浦井さんに何か言いたいわけじゃなくて、月について言いたいことがあるから…。
デスミュの月、なんでかわからないですが常にチェックの服着てたんですよ。チェックのネルシャツみたいなやつ。いやもしかしたらコットンかもしれないけど。でも材質とかどうでも良くて、問題なのは柄。なんで常にチェック?何なの?陰キャかな??
大学時代、サークルに出席したら、同期と後輩の男性陣6、7人くらいが全員揃ってチェックの服を着ていたことを昨日のことのようにまざまざと思い出してしまって面白かった。その日は我慢できずに思わず「えっ?なんでみんなチェックの服着てるの??」ってサークルメンバーにツッコミを入れてしまったんですが、今思うとその日のドレスコードがチェックだったのかもしれない。私は先輩も知っての通りボーダーばかり着る女だから、たぶんその日もボーダー着てましたけどね♥
月って、原作だと頭良し運動神経良し顔良しスタイル良し外面良しの、パッと見何の欠点もないようなキャラだと思うんですが、ミュの月はチェックばかり着ていることから推測される当然の帰結として間違いなくオタクだと確信できる…。
百歩譲ってチェックばかり着るとしても、ある程度色使いとかシルエットとかデザインでオタ臭くなくできると思うんですが、月のお衣装のチェックに関しては全くオシャレ感ゼロというか、むしろお母さんがスーパーの2階で買ってきた服みたいなやつなんで…。浦井さんはしっかり長身で顔も良いのにそれでもオタっぽくなってしまっていたんだから、一般人があれを着たら、オタを通り越して不審者になるわ。
原作の月ってどんな服着てたっけ…?と気になって思い出そうと頑張ったんですが、今でも思い出せないです。代わりに、ヒカルの碁の塔矢アキラが黄色と黒のストライプという、遮断機かな?としか思えないカラーのネクタイをしてたことは思い出しました。塔矢アキラも服のセンスが謎だった記憶があるようなないような…月もアキラとお揃いの遮断機カラーのネクタイしててもそこまで驚かないかなぁ。

★フォントについて
何言ってるのかわからないかもしれませんけど、なんとなく思いついたので言います。
Lが登場する時、セットにあるモニター(ザム2のSWORD会議の時の頭上にあるアレみたいな感じ)に「L」って文字が映し出されまして、当然原作の「L」と同じフォントが使われてるんですよ。この「L」のフォントを久しぶりに見て思ったんですが、あのフォントってハイローの「AMAMIYA BROTHERS」の文字と似てません??調べてみても私の検索能力じゃフォントの名前までわからなかったですし、多分雨宮の文字の方がカクカクしてそうだから実際は違うフォントなんだと思うんですけど、パッと見の雰囲気的に似てるなって。あと、そのモニターのシーンを見て思ったのが、こういうスーパーハカー的描写、最近はあまり見ない気がするなってことです。レッレのスーパーハカー?あいつらFPSで遊んでたから…
Lが自分の名前を表すフォントを選んでる時のこととか考えるとほっこりしませんか?私はする。一歩間違ってたら創英角ポップ体になっていたかもしれないなって考えると、慈愛に満ちた気持ちになります。

感想の最後に言いたいこととしては、小池徹平がLをやってくれているうちにもう何度か観たい。何度と言わず何十度と観たい。どうして私は初演からデスミュを観てなかったのか…ほんと後悔しかありません。
もし次に再演があったとして、Lが小池徹平じゃなかったら私は成仏できず、劇場に出没する亡霊になると確信できます。とりあえず私の怨霊化を防ぐためにも、可及的速やかにデスミュ再演を望みます。もちろん小池徹平は続投でよろしく。スケジュール的に1789再演と被るとしたら、1789を断ってくれ。1789の小池徹平を観てないのにこんなこと言って心苦しいんですが、でも今の私は小池徹平Lを観たいんだ。世間の全員が私の要求に従って動いてくれますように!何の関係もないけどついでだから言うと、ロックオペラモーツァルトも早く再演して!!!!!!!以上です。ご清聴ありがとうございました。長くてすみません。読んでなくても仕方ないです。私なら途中から読まないと思う。

 

 

以上です。お疲れ様したー!